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エヴァ第弐拾四話 第2稿 フィルムとの違い等

別冊JUNE』1996年9月号より

・フィルムと同じく幼いアスカが走っているカットはあるが、母親が首を吊ったことはこれだけではわからない(最後のカットがミサトがアスカのいる部屋のドアを叩く音になっているため)【127】

・ミサトと緊急医療班がアスカの個室(ネルフ本部地下)に入ってくる。水も食事も取っていなくひどい脱水症状を起こしているアスカ。
フィルムと同じく アスカ「もうここにいる理由もないもの・・・私が生きてく、理由もないわ」 →ストレッチャーで運ばれていくアスカを見るミサト。
廊下に立っているシンジ。ミサト「何でもないわ。アスカの調子がちょっと悪くなっただけ」 シンジ「そう・・・」 
その後 シンジ「ミサトさんは何も教えてくれない。アスカどうしちゃったんだろ」となる 【127・128】

・フィルムと同じく複数の綾波を思い出すカット →「母さん、父さんは何をしてるんだ」が入る(フィルムと違いエントリープラグの中) 【128】
・リツコとゲンドウのカット 基本的にフィルムと同じだがリツコが綾波と自分のことをゲンドウの「玩具」と言う
「司令が来たのは新しい玩具の調子が悪かったせいかしら。ここには馴染んだ玩具がありますからね。好きにしたらどうです。何でもしてさしあげますわよ。あのお人形さんほど遊び心地はよくないでしょうけど」と続く   
リツコの台詞から、フィルムと同じく綾波は3人目のようだ。
この段階ではゲンドウが綾波に性的なことをしているように取れる台詞である。少なくともこの段階のリツコはそう思っている。【128】

・エレベーターの前に立つシンジ。エレベーターのステンレスの鏡面が無数の綾波の姿を映し出す。レイと目が合い硬直するシンジのカット 【129】

・フィルムと違い廃墟と化した第壱中学校の体育館でピアノを弾いているカヲルと出会うシンジ。「みんな第2東京に疎開した」というシンジの発言 【129】

・「学校の体育館は真夜中になると子供のはしゃぎ声がするって知ってた?」という少しホラーな話をするカヲル。風の音がそういう風に聞こえるなと天井を見上げ、ふと我に返るとカヲルはいなくなっていた 【130】

・ジオフロントのロビーに行くと綾波がいた。
エレベーターで綾波を見てビビっていたことについて質問するが、シンジは「別に・・・」 【130】

・ミサト、カヲルにシンジとレイを紹介する。
先日見た会った少年がフィフスだと知り驚くシンジ。
(第1稿もそうだが、フィルムにはない「ミサトさんとカヲルくんが一緒にいるシーン」がこの時点ではあった) 【130】

・フィルムと同じく弐号機とシンクロが可能なカヲル。予想シンクロ率を積算すると270%
「弐号機にもアレが起こるっていうの」と驚くミサト(おそらくシンジの400%のこと)【132】

・カヲルから、少し避けてることを指摘されるシンジ。
加持さんのこととか綾波のことでいろいろあったという話を触りだけするシンジ。
大浴場でフィルムと同じような「他人を知らなければ裏切られることも傷つくこともない」という話をする二人(なおこのセリフ、フィルムだとカヲルのだが、この段階だとシンジの発言) 【130】

・カヲルに手を見せてくれと言われてみせると「指先の皮が固くなってる」と言われ「チェロを弾いてるから」と返すシンジ
カヲルの手首に幾筋もの傷が残っているのを見てドキッとするシンジ
カヲルに手を握られドキドキしてしまいのぼせて裸で倒れるシンジ(第1稿でもそうだったが、この時のカヲルくんはリストカットしまくり少年だった) 【133】

・シンジ、気づくと自分の部屋。カヲルが連れてきてくれたようだ。
部屋の隅にチェロがあることに気づくカヲル。「母さんの形見」だというシンジ(フィルムではこの発言はない)
「今度二人で音楽をやろう」というカヲル。シンジと約束する 【134】
(シンジが持っているチェロが母の形見だというのは語られてないだけでフィルムでもそういう設定だったのかもしれない。15話の台詞から5歳の頃からチェロをやっているらしいが、5歳の子供になぜチェロを勧めた先生?と思ったことはないだろうか。
母の形見ならそれも自然だと考えるがどうか。) 

・去り際にカヲルが口づけをしてくる。シンジ、拒むことなく自然と受け入れる 【134】

・フィルムと同じようにミサトとマコトの会話があるが、内容が違う。以下の通り


フィフスの身辺を洗っていたら死海文書が出てきたという話をするマコト。使徒、アダム、セカンドインパクト、補完計画のこと全て書いてあったという(フィルムと違ってこの時点で全部知っちゃったのかこの二人)
フィフスは家庭的にはいろいろあったようだと報告するマコト。
資料を見て誕生日がセカンドインパクトがあった日だということに気づくミサトで〆 【134~135】

・弐号機の起動試験の前に綾波から起動試験のフローチャートを渡されるカヲル。その時、指先が少し触れ、お互い何かに気づいたように表情が変わる。
カヲル「碇くんの言ってたことってこれか・・・」 レイ「--」   
カヲル「君は僕と同じなんだね。僕がなにをすべきかも、ほんの少しわかりかけてきた」 レイ「あなた、いったい誰…?」 カヲル「じゃ、さよなら」 【136】

・起動試験において暴れ始める弐号機。 
ATフィールド確認。カヲルが使徒だと判明する。 
フィルムと同じく動揺するシンジ 【130】

・フィルムと違いカヲルは弐号機に乗って地下へ向かう 【138】

・初号機で出撃しようとシンジが初号機の元へ駆けつけると綾波が初号機のエントリープラグに入ろうとしていた。
シンジ「綾波ッ!」 レイ「私が行くわ」 シンジ「どうして?」 レイ「碇君、あのコにあこがれてたから」
シンジ「--」 レイ「彼を始末すること、できないでしょ」 シンジ「初号機のパイロットは僕だ・・・」 
シンジ、レイを押しのけるようにして、エントリープラグのハッチを開く 【137・138】

・発令所でのミサトとマコトの自爆のやりとりほぼ変わらず 【138】

・初号機VS弐号機はフィルムと同じ。ナイフが当たりそうになりカヲルがATフィールドを発生させる下り、降下中のシンジとカヲルの会話はない 【138】

・セントラルドグマにたどり着く2体のエヴァ(ターミナルドグマじゃないんだ・・・) 
壁面が崩れ落ちアダムの姿があらわになる。
アダムの異様なオブジェに一瞬の怯みを見せるシンジ。
(第1稿・第2稿ともにアダムの顔が仮面だと書いていない。この時点だとアレがガチの顔だったのだろうか) 【139】

・弐号機の攻撃ではじけ飛ぶ初号機のナイフ。
弐号機もナイフを自分で放り捨てる。
弐号機、活動停止し、エントリープラグからカヲルが出てくる 【139】

・シンジ:「君は僕を騙していたの? 利用しただけなの?」
カヲル:『それは違うよ。君と出会えて、とてもよかったと思っている。僕は目的地についた。もう戦うつもりはないよ。もともと争うつもりもなかったんだ』
アダムを前にするカヲル。
カヲル: 「僕がこの化け物に触れると、人の道は閉ざされる」 【139】

・シンジ: 「人の道?」
カヲル: 『そう、人類の進化の道だ。でも僕にとって、そんなことはどちらでもいいことだ。僕の命を絶つことができるのは君だけだ。君の手にかかって、死ぬなら、こんなに幸福なことはない。一緒に楽器を演奏できなかったのが、少し残念だけど』
シンジ: 「このまま、二人で帰って、一緒にやろうよ。今朝、早起きして、少し練習したんだ」
カヲル: 「ごめん、できない。体の中で、何かが僕を突き動かそうとしているのがわかる。それは僕の本能なんだ」
シンジ: 「・・・・・・」
カヲル: 「早く!」
カヲル、いきなり身を翻したかと思うと、パッと跳躍し、アダムに向かってダイビングしていく。
シンジ: 「——!」
初号機の腕が伸びて、アダムに接触する寸前にカヲルを掴む。
ぷちゅ。
初号機の掌の中から血が溢れ、LCLに滴り落ちている。
やがて、シンジの絶叫が巨大な空間に響き渡る。【140】

・ミサト: 「・・・・・・」
自爆のキーを外す日向
冬月: 「終わったな」
碇: 「ああ。だが、本当の戦いが始まるのはこれからだ」

○どこか(人類補完委員会)

委員会のメンバーが集まっている。
キール: 「たった今、ATフィールドの消滅が確認された。アダムの子供である、使徒はすべて滅んだ。残った最後の使徒は我々人類だけだ。リリスに魂を宿し、不浄な世界を浄化する、約束の時は来たのだ」
委員A: 「その前に、目の上のたん瘤を何とかせねばならん」
委員B: 「碇ゲンドウ」
委員C: 「総司令の地位を利用してネルフを私物化した」
委員D: 「奴がシナリオを踏み外そうとしていることは、これまでの事例によっても明らかだ」
キール: 「諸君、私はここにネルフの解体とエヴァシリーズの凍結を宣言する」
(この時点だとゼーレの目的はリリスに魂を宿すことだったんだな)

つづく

・「リリスに魂を宿すこと」と「人類を全て滅ぼして生まれ変わること」はこの時点では一つだったっぽい(フィルムでは前者がゲンドウの、後者がゼーレの目的)
・カヲルがアダムを見てリリスだと気づくシーンがないが、キールの口から『リリス』の名前は出ている。この段階での地下の巨人はどっちだったんだろう

・フィルムと違い人類が使徒であることがこの時点で出ている

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脚本

エヴァ第弐拾四話 第1稿 フィルムとの違い等

別冊JUNE』1996年9月号より

・全長5メートルほどのαエヴァ(ゲンドウ曰く試作品らしい)登場。補完計画のために作られたという【109】


・アスカとレイのシンクロ率が下がってきているので(マヤ曰くアスカは精神的要因、綾波は肉体的要因)リツコがパイロットのスカウトに奔走中とのミサトの台詞 【110】


・ミサト、加持が死んで酒の量が増えた(シンジの台詞) 【110】
・この時点での英文サブタイは「The Beginning and the End or.」【110】


・カヲルくん初登場シーン。駅のホーム(シンジとリツコが迎えに行く) 紺色の水兵服を着ている【111】

・アスカ、初対面でカヲルくんにハートマーク【111】


・シンジ、カヲルくんを見て落ち込む。ミサト、シンジがコンプレックスを持たなければいいがと心配する 【111】


・ケンスケ、トウジの見舞いに来る。 フィルムと違って足もあるし大したケガじゃなさそう 明日にも退院だという 【111】
・この段階だと学校が壊れてないので普通に通学しているみんな 【112】

・放課後に聞こえるカヲルのピアノの音色(上手) (新劇要素…!) 【113】


・シンジとカヲルが仲良さそうなのを見て「・・・」なアスカ   学校でシンジたちが噂されると「だって、あの二人、デキてるんだもの」と女子生徒たちに説明する【115】


・シンジ、トウジの退院祝いのパーティーにケンスケに誘われるが「先約(カヲルのこと)があるから」と断る 【115】


・旧市街(小田原あたり)の海で裸で泳ごうとか言い出すカヲル どちらも裸になるがシンジは泳げない  【116】


・カヲルの手首に幾筋もの傷があるのを見るシンジ 【116】

・シンジ、「カヲルを見ていると自分はなんて惨めなんだろうと思ってしまうから避けていた、でも姿が見えなくなると不安で不安でたまらなくなる」と告白 【116】


・シンジ「カヲルくん、僕は君のことが・・・」 カヲル「ごめん・・・そうゆうのイヤなんだ」 【117】

・シンジ、フラれたショックで夕飯を食べない。完璧に予想がついているアスカ。見かねたアスカが「この私が元気づけてやっかな」とか言い出す 【118】


・シンジ、アスカに「汚い手で触らないでよ。あんな不潔な噂広めたくせに。顔も見たくないから出てってよ」と返す。憤然と部屋から飛び出すアスカ 【118】
・リツコ、ミサトがシンジをカヲルに取られて嫉妬してると指摘。今まで精神のバランスが崩れなかったのはシンジがいたからだとも指摘 ミサト「・・・」 【119】
・フィルムと違い歩いて地下に行くカヲル。ここで警報発令 【119】
・コアを持った使徒に変容するカヲル カヲル「これが僕の・・・本当の姿・・・?」 【119】


・殺人レーザーを跳ね返すカヲル 【119】


・弐号機で出撃するアスカ「だーから、言わないこっちゃないんだから」  【120】


・だが、ハーモニクスが許容値にまで達していないため起動できない弐号機。肩を震わせて俯いているアスカ 【120】


・使徒の侵入を許したことによりゲンドウに解任を伝えられ、「直ちにここから出ていきたまえ」と言われるリツコ。リツコ、出ていく 【121】
・ゲンドウ、αーエヴァの起動を指示 マヤ「了解」    搭載されるダミープラグ 【121】
・ある扉の前で何かの気配を感じて入る。綾波が生まれ育った部屋だった。中にいる綾波とカヲル会話をする 【121】
・カヲル「握手した時から思っていたけど、君はリリンではないって」 綾波「リリン?」 カヲル「人間のことさ」
綾波「あなた自身がリリンではないと気づいたのはいつ?」 カヲル「十になった時からかな。この街にやってきて、初めて自分の宿命というものがわかった。僕が求めているのはコレだったんだ」 と、部屋にある7つ目のシンボルマークを指す。
カヲル「実物はこの近くにあるよね。案内してほしいな」 綾波「それは駄目。サードインパクトが起こってしまう」 
カヲル「(些か信じられず)あのセカンドインパクトのような大惨事が起こるの?」 綾波「そうよ」   
その時、迫ってくるαエヴァの咆哮が聞こえる 【121~122】


・αエヴァが激突した壁の向こうに十字架に駆けられた7つ目の巨人の上半身が見える レイ「アダム・・・」 カヲル「アダム!?」 【122】


・袋小路に追い詰められる二人。二人もろとも喰いつこうとするαエヴァ。その時初号機登場。プログナイフで串刺しにし支柱に突き立てる 【122】


・シンジ「綾波、無事?」 レイ「ええ」【122】

・アダムを見つめたまま動かないカヲル(使徒の姿) 
スピーカーのゲンドウの声「使徒よ。何故それ以上進もうとはしない」 カヲル「碇司令ですね」 ゲンドウ「そうだ」 カヲル「ここはあなたにとっての『ありし人の教会』なんですね」
ゲンドウ「何故、君はアダムに触れようとはしない。人類に対する同情、憐みかね」 カヲル「いたわりですよ。僕自身に対するね。生き続けることは、辛いことだから」
ゲンドウ「死を、自ら選ぶのか?」 カヲル「死は僕に与えられた、唯一の自由意志。造物主の命に逆らえる、唯一の手段なんですよ」
碇: 『それが生命の原則に反していてもか』
カヲル: 「生命とは絶えず変化していくものです、形を定めるものではありません。死もまた生の一部に外ならないから」
初号機からシンジの声が聞こえて来る。
シンジ: 『カヲル君・・・・・・』
カヲル: 「シンジ君。こんな結末になるとわかってたのなら、あの時、一緒に海に沈めばよかった」 【123】

○初号機・エントリープラグ
シンジ: 「君は僕を騙していたの? 利用しただけなの?」
カヲル: 『それは違うよ。君と過ごした数日間、とても楽しかった。僕の命を絶つことができるのは君だけだ。君の手にかかって、死ぬなら、こんな幸福なことはない』
シンジ: 「(泣きじゃくり)そんなことできるわけないじゃないか!」
○セントラルドグマ
カヲル: 「早く。体の中で、何かが僕を突き動かそうとしているのがわかるんだ。それは僕の本能なんだと思う。今の僕は、あの時の君のように、自分で自分がわからないんだ」

○初号機・エントリープラグ
シンジ: 「・・・・・・」
カヲル: 「早く!」
○セントラルドグマ
カヲル、いきなり身を翻したかと思うと、パッと跳躍し、アダムに向かってダイビングしていく。
レイ: 「碇君!」
○初号機・エントリープラグ
シンジ: 「——!」
○セントラルドグマ
初号機の腕が伸びて、アダムに接触する寸前にガッと使徒を掴む。
ぶちゅ。
という音とともに僅かに顔をしかめるレイ。
初号機の掌の中から血が溢れ、滴り落ちている。
やがて、シンジの絶叫が巨大な空間に響き渡る。

(Fade Out) 【123~124】

○ケイジ(時間経過)
冷却液に浸かっている初号機。
流しがある一角で放心したように手を洗っているシンジ。
ミサトが来る。
ミサト: 「シンジ君・・・・・・」
シンジ: 「(振り向きもせず)血の臭いが取れないんだ。それに、潰した時の感触も・・・・・・」
ミサト: 「シンジ君は、彼にあこがれていたのね」
シンジ: 「彼は、ぼくにないものをみんな持ってた。生き残るなら彼の方だ」
ミサト: 「それは違うわ。生き残るのは、生きたいという意志をもつものだけよ」
シンジ、無言のまま、ひたすら手を洗っている。
○更衣室
一人、佇んでいるアスカ。
何度も殴りつけたのか、目の前のロッカーの蓋はボコボコにへこんでいる。

アスカ: 「——」
○通路
更衣室からガンガンと、アスカがロッカーを叩く音が聞こえてくる。
目眩をおこしたのか、つらそうな様子で壁に凭れているレイ。
ついには床に伏せてしまう。 【124】

○リツコの研究室
一人、じっと何かを考えている様子のリツコ。
ノックもなしに数人の警務部の男が入ってくる。
男A: 「(令状を出し)赤木リツコ。君を逮捕する。容疑の詳細は博士自身が一番ご存知のはずだが、読み上げましょうか?」
リツコ: 「いえ、結構よ。時間の無駄でしょ」
リツコ、連行されて行く。 【124】

○どこか(人類補完委員会)
委員会のメンバーが集まっている。
キール: 「たった今、シナリオに記されていた最後の使徒の殲滅が確認された。これにより人類補完計画に対する障害はなくなったのだ」
委員A: 「だが、新たなる問題が浮上しつつある。碇ゲンドウと初号機だ」
委員B: 「ネルフも今となっては無用の長物」
委員C: 「奴は総司令の地位を利用してネルフを私物化した」
委員D: 「碇が初号機を”神”にしてそれを占有しようとたくらんでいることは、これまでの調査によっても明らかだ」
キール: 「私はゼーレの首長として、ここでネルフの解体を決議したいと思う」
○ネルフ本部・総司令公務室
何事か密議している碇と冬月
つづく 【125】

カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第弐拾四話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈4〉 より    

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%884%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173505

・僕はどうしたらいい?のところが「綾波」のところに斜線が引かれて「母さん」となっている。 コンテ段階で消えたっぽい 【298】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・カヲルが壊れた天使の像に乗ってるのはこの段階で 「壊れた天使の像」と書いてある 【299】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・カヲル「生きるのを辛いと感じる」 ここでカヲルを見ているシンジ (「あこがれ有り」) と書かれている 【315】

・シンジ「コウイ?」 (「シンジにとっては聴きなれない言葉である」)とある 【316】
・カヲル「好きってことさ」 (「特に優しく」) とある 【316】

・綾波が自室でカヲルのことを考えているシーンは追加シーン 当初はコンテに入ってなかった 【368 370】
・(「制作進行様へ 高橋さんにAR用のコピー紙を作ってもらってください よろしく」) との庵野さんのコメントあり 【370】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・カヲル「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」 (「すごくいい表情でよろしく!」) とある 【324】

・ドグマを降下している弐号機 (「カヲルを庇うかの如く猫背で」) とある 【330】

・ゲンドウ「または破滅を導くためかだ」のとこのカット もう一つ違う角度のカットの案があった(没になった) 【336】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・カヲル「遅いな、シンジ君」の前のカット (「カヲルを守るようなポーズをしている弐号機」)とある 【337】
・「遅いな、シンジ君」 (「あたかもシンジが来るのを心待ちにしているかの如く」) とある 【337】

・初号機VS弐号機 (「マイケルジャクソンのビートイットを参考に 2体とも逆手で」) と書かれている(PVの3分22秒ごろ) 【340】

まさかの意外な元ネタ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・それを冷めた目で見ているカヲル  カヲル「僕にはわからないよ」 (「悲しげな目のアップ」) とある 【340】

基本的にラストバトルのカヲル君は終始悲しい 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・シンジ「ATフィールド!?」 (「ほっとしつつも驚きのシンジとある」) ほっとしていた 【343】

・カヲル「心の壁だということを」 (「不敵なカオ?と」)ある 
シンジ「そんなのわからないよカヲルくん!!」 (「どうしようもなくてただわめくだけのシンジ」) とある 【344】

・互いにナイフを刺したエヴァ両機 (「いちようアオリでよろしく(二体の絡み迫力あるように)」) とのコメントアリ 【347】

・塩の柱があるところ (「赤い空が描いてある天井(描いてたのか…) とある 【350】

こんなところまで来て絵を描いてる人どんな気持ちだったんだろ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・シンジ「カヲルくん!」の後の後ろを向いているカヲル (「悲しげな表情」)とある 【352】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「日向くん」 のとこ(「表情は見せない」)と書かれてるがフィルムにはミサトの表情は映っている 【354】

・脚本もそうだがカヲルの「いや、これは…リリス!」の台詞はない 
(この段階では「違う。これは…そうか…そういうことかリリン!)でアダムではないことを説明している) 【358】

これがリリスだというセリフなし 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・弐号機が倒れたときに外れてる壁みたいなやつ なんとネルフ本部を自爆させるための核自爆ユニット(本編見ただけじゃわかんねぇよ・・・) 
(脚本、コンテ、フィルムブックにて記述アリ) 【358】

核自爆ユニット 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・カヲルを見ているレイ (「冷ややかな目」)とある 
見上げているカヲル (「微笑む少年」)とある 【364】

・カヲル「ありがとう。君に会えて~」 (「すごく優しそうな微笑み」)で とある 【364】

・「凄んごい間!! 3分くらい」 とある(実際には1分2秒) 
(綾波が自室でカヲルのことを思っているカット、ケイジで洗浄されている初号機、ラストシーンは後から追加されたシーンなのでこの段階では時間的には3分は可能だったはず) 【365】

3分もこのカットとか伝説になっていただろう 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ラストシーンはあとから追加された この段階ではカヲルの首が落ちてポチャン→つづく であった 【366】

・コンテ完成日2月11日 (「ひ~~~~ッ もう#23のAR!! あと2本!できるか??」) とある(ギリギリすぎて草) 20話の放送直前である 【366】

制作体制ギリッギリで草 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・フィルムでのラストシーン (「更に追加分です。やはりこれ入れ☑ すみませんがよろしくお願いし☑」) と庵野さんのコメント 【374】

フィルムのラストシーンは当初は追加シーンだった 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第弐拾四話)

EVANGELION ORIGINAL〈3〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%883%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173238

・最初のシーン(全没)

冬月「フィフスチルドレン?」 ゲンドウ「そうだ。明日ドイツから空輸される」 冬月「マルドゥック期間を通さない5人目の子供か。キナ臭いな」 ゲンドウ「ああ。ゼーレからの贈り物だよ」
冬月「該当するエヴァの機体もないのにか?弐号機のコアを入れ替えさせるつもりか。」 ゲンドウ「あり得ない話ではない」 冬月「いずれにせよ、あの老人たちが送り込むのだ。ただの子供ではあるまい」
沈黙のゲンドウ。 冬月「死海文書にある最後の使徒。その出現を前に、厄介ごとが増えたな。」 →サブタイ  という流れ  【3】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・廃墟のアスカ (「何日も食していない様子」)と書かれている 【4】

・シンジ「綾波レイを、エヴァを、母さんを、何をしているんだ父さん?」となっている(フィルムだとエヴァをはない) 【6】

・その後没シーン

アナウンス「マギシステムの第156次定期検診は、予定通り行われます」 アナウンス「各フロアは通常位置にて待機してください」 ミサトのアップ ミサト(振り向いて)「碇司令は?」
シゲル「今日は、まだここには見えていません」 ミサト「リツコは?」 マヤ「今日は欠勤だそうです。マギの定期検診の日に休むだなんて、どうしたんでしょうね」 マコト「雪でも振るんじゃないかな?」
日向の軽口を尻目にマジ顔のミサト(心当たり、有) ミサト「・・・まさか、ね」【7】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・リツコとゲンドウのシーンの後没カットあり

地下鉄ホーム  

公衆電話の受話器を置くシンジの手。出てくるテレカ。  シンジ「イインチョウのところにもいない」 弐号機の前に立つシンジ。 「どこにいったんだろ・・・アスカ」
エレベーターの前に立つシンジ。 「でも会ってどうするんだ。綾波の話でもするのか?」 2話のバンクで開くエレベータ。躊躇するシンジ。エレベータの中のレイ。変わらぬその表情。
目線をそらすシンジ。閉まるドア。ただ、立ち尽くすのみのシンジ。というカット  その後 カヲル君との出会いのカットへ 【10】

2話のゲンドウのようにエレベーターにいる綾波を見て立ち尽くすシンジ 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・シンジの台詞「綾波。アスカ。ミサトさん。僕はどうしたら・・・どうすればいい?」 フィルムだと綾波ではなく母さん 【11】

・カヲルくん初登場シーンが微妙に違う 
ネルフ本部直上の荒野

爆音に交じって聞こえてくる歌声。
シンジとカヲルが見つめ合った時に降下してくる数基のVTOL。カヲルを囲むように円陣を組んでいる →カヲル「礼のない、無粋なお迎えだね」 カヲル「じゃ、シンジ君。また」
水辺を歩きながら去っていく少年。 呆然とするシンジ 【12】

フィルムとは微妙に違うカヲル君初登場シーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・エスカレーター カヲルくんと会った時にちょっと驚く綾波 理由は(待ち伏せが珍しいので) 【14】

・冬月「フィフスの少年がレイと接触したそうだ」 ゲンドウ「そうか」のあと 冬月「彼はレイの居場所を知らないはずだがな」 というセリフがあった 【15】

・ゲンドウのもうすぐだよ、ユイのシーン 初号機ではなく全裸で横たわっているレイを見ての台詞 
なお最初の台詞だけ違い、 「レイ、お前に残された時間は残り少ない」となっている(旧劇と一緒だ) 【20】

人間には時間がない=綾波の寿命のことも含まれているのか 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・自分の部屋でカヲルくんを回想する綾波のシーンはない 【20】

・シンジ「僕には何もすることが無かったから」の後に「生きることに僕は何もなかったから」というセリフがあった 【22】

・ミサトとマコト 「遠くから見ると恋人同士に見える」とある 【23】

・なおも降りてゆく少年と弐号機。少年の冷たい笑み(自嘲なのか・・・) とある 【28】

・結界のシーン微妙に違う
青葉「目標ロスト!」 マコト「そんなばかな・・・この至近距離ではありえないぞ!」 マヤ「いえ、初号機、弐号機共に反応が消えてます」 ミサト「まずい!最後の結界を張ったんだわ!」 【33】

フィルムでは「まさに結界か」 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・レイ登場時にシンジの「なんだ!?」なし 【35】

・カヲルくんの台詞が微妙に違う 「弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ。生の本能が強くなれば、融合を始めたと思うからね」 
「だが、このまま死ぬこともできる」は「このまま死なないこともできる」となっている 【36】

微妙にニュアンスが違う 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・カヲルくんを潰したあとにこういったシーンがあった

発令所  一斉に正常に戻るモニター  シゲル「映像、回復」 マコト「ATフィールド消滅、反応なし」 マヤ「エヴァ初号機発見」 マコト「目標の殲滅を確認しました」 沈黙のミサト 【38】

フィルムにはないシーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ゼーレの会議室 並ぶモノリス  
キール「アダムの子供である、使徒は全て滅んだ。残った最後の使徒は我々人類だけだ。」 キール「リリスに魂を宿し、不浄な世界を浄化する、約束の時は来たのだ」
(第2稿でもそうだったが、この段階でも「リリスに魂を宿す」ことと「人類を新生させる」ことがゼーレの目的として一緒くたに語られている

発令所
冬月「時は満ちたな」 ゲンドウ「ああ、全ては終わり、これから始まるのだ」 【39】

最後の使徒が人間だという情報が劇場版よりも先にもうここで出ている 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・白い壁に囲まれたケイジ  

手に血が付いた初号機を見つめているミサト「使徒は全て倒した。人類は生き残った。後に残った私の敵はーー」 ミサト、初号機の顔を見て
ミサト「このエヴァンゲリオンだけね」 何も語らない、エヴァ初号機 【39】

フィルムにはないシーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ラストシーン微妙に違う  

カヲルが座っていたガレキに同様に座るシンジ(フィルムだと首のない像に座ってたのでこれは無理) 
シンジ「初めて人から好きだって言われたんだ」→シンジにゆっくりと体を寄せるミサト。シンジ「カヲル君が生き残るべきだったんだ」 
→シンジを抱き寄せるミサト。素直に身を任せるシンジ 
冷たいね、ミサトさん等の会話は一緒 【39~41】

カヲルが座っていた場所が変わったのでこのシーンも変更 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房
フィルムとは違いシンジを抱き寄せるミサト(これは23話の手に触れるシーンとの対比になっているのだろうか) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房
カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第弐拾参話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈4〉 より    

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%884%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173505

・ミサトの部屋の缶コーヒーの山 (「酒断ち?」) とのコメント(ちなみにここが缶コーヒーなのは脚本時点から) 【198】

・アスカの部屋のホワイトボード (「へたくそな字」)とある 【199】

・サブタイこの段階でも「希望に続く病、そして」 【206】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・脚本にも書いてあるが(「零号機に侵入しようとしてる使徒は強姦のイメージ」) 【221】

また出た強姦のイメージ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ゲンドウの出撃命令にミサト「はい」 (「あいかわらず秘密主義のゲンドウを心よく思っていない 怒った感じで」) とある 【235】

・ミサトに睨みつけられた時に顔を見せないリツコ   (「リツコも泣いているのか」) と書かれている 【245】

・炭になった綾波の手はコンテ段階で書かれている(脚本には書かれていない) 【247】

・高校生の頃のリツコの写真 (「仏頂面とある」) 【250】

・綾波「私、泣いてるの」 (「自分のことがわからない」) とある 【262】

・エヴァの墓場の零号機が頭部と脊椎以外がないのは(「腐ったから」) 【273】

・シンジ「そんな・・・何も知りませんよ」あり (「台詞なくてもよいか」)と書かれている フィルムだと台詞なし 【273】

カットされたシンジの台詞 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「その生産工場よ」 淡々と語るリツコ (「復讐をしつつあるのだという悦びもわずかに」) とある 【277】
ミサト「これが?」 (「動揺 嫌悪 怒り」) とある 【277】

・にこやかに笑っているレイたち (「しかしその笑みは白痴のそれのようだ」) とある【278】

・ミサト「殺す気?」 没になっている(カットに斜線が引いてある) 【279】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコがスイッチを押すカット (「いらない?」) と書かれている。フィルムでは採用された 【279】

・ミサト「エヴァに憑りつかれた人の悲劇 」 (「見下ろすミサト 哀しい 同情 決意」) とある 【283】

ミサトさんの心情 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

コンテ完成日記述なし   

カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第弐拾参話)

EVANGELION ORIGINAL〈3〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%883%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173238

・ヒカリの家 (「高級そうな一軒家とある」)  【4】

・ヒカリ「アスカはよくやったと思うもの」 (「ヒカリの肌のぬくもりに、堰を切ったように泣きじゃくるアスカ」) とある 【6】

・この段階でのサブタイは『希望に続く病、そして』 【7】

・この段階だとミサトが「攻撃開始」 連射する零号機→ノーダメージ となっている 【11】

・(「苦痛と快楽を伴う感覚がレイを包む」) とある 【12】

・零号機とレイの体を這う使徒(「(強姦のイメージで)」)とある (強姦のイメージまた出たな) 【13】

・この段階だと起動しない弐号機を戻さない 【14】

・リツコ「使徒を抑え込むつもり!?」が脚本では「使徒と一体化を望んでいるの!?レイが」となっている 【17】

・例のシーン (「そっとシンジの手を触れるミサト 拒絶し、バッと手を引くシンジ」) としか書かれていない 【21】
(ここはよくミサトさんがシンジくんに肉体関係を迫ろうとしたシーンと言われるが自分はそうは思わない)

例のシーン 真相はどうなんだろう 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・綾波「私、泣いてるの?なぜ泣いてるの?」はない 【25】

・加持「確実なのはこのカプセルだけだ」 脚本では「確実なのはラストキスで送ったこれだけだ」となっている 
つまり20話の「変なもの入れないでよ」は口である(いやわかってるけどさ) 【27】

カプセルを送ったのは口 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ミサト「あなたの心、受け取ったもの」 (「加持の遺志を継ぎ、ネルフの真実を知る決意をするミサト」) とある 【27】

・リツコ「お母さんの消える瞬間を」(特に冷たく) とある 【32】

・その後シンジの「そんな…何も…知りませんよ」というシンジの台詞があった 【32】

・ミサト「リツコ!」 ここのリツコの顔 (「自虐的な笑み」)とある 【32】

・たくさんの綾波 (「(水族館の回遊魚のごとく)(にこやかに笑っている)」)とある  【33】

・リツコ「だから破壊するの。憎いから」 ミサト「殺す気!?」 となっている 【34】

・(「綾波のパーツを壊すために冷たい笑顔でバルブを回すリツコ」)と書いてある (バルブて・・・) 【34】

バルブェ・・・
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・泣いているリツコを見て (「ミサト、アスカに続き、三度、何も言えないシンジ」)とある
(ミサトさんに、アスカに、リツコさんに何も言えないシンジ これ読まないと分からなかったな・・・) 【35】

21話・22話・23話と泣いている女性の前で何も言えないシンジ(意図的なもの) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房
カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第弐拾弐話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈4〉 より    

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%884%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173505

・アスカの母の葬儀に出席しているのは全員科学者 【112】


・アスカ母の墓標 (「母の名は一考します」)とある(コンテ段階だとキョウコという名前は付いていない) 【114】

・アスカの「やってるわよ」がなぜか委員長の声なのについては特に書かれていない 【115】

・アスカのシンクロ率の話をしてるのに「零号機の修理を優先しましょう」とか言ってるリツコにいやな表情になるマヤ (「アスカのことを心配しろっつーの」)と書かれている 【116】

コンテを読まないと分からないマヤの心情 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・コンテの段階では初号機を見上げているミサトさんのカットの初号機は20話での包帯ぐるぐる姿 【118】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「それはないわ」 (「※ミサトは加持がすでに生きてはいないであろうことを知っている アスカはしらない」) というコメント 【122】

・電話が鳴ってる時のミサトの缶ビール (「同じポーズのままだけど缶の尻下げて飲み続けているわけじゃないということにしてください」) とある 【122】

ここのミサトさんの演出は神 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・アスカの電話 (「アドリブ」)と書かれている(なお、ここのシーンは義理の母に「彼氏?いやいやないわ。彼は社交的じゃないもの」 みたいなことを言っている) 【124】


・(「アスカの電話を見ているシンジ ちょっとうらやましそうな顔」)とある 【126】

・アスカ「でも嫌いってわけじゃないのよ」 「☆表情注意 変に作らずにほんとに軽~く話してしまっている」 とある 【128】

☆表情注意 ←気合入ってんなぁ
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・黙ってビールを飲んだふりしているミサトとある【129】

筆者の凄く好きな描写。よくこんな演出思いつくもんだ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「楽しかった家族ごっこもここまで?」 (「リツコ、軽くからかっているつもり(あまりイヤミではなく)」)とある(えっイヤミじゃなくてからかってるレベルだったのこの発言) 【132】

これでイヤミっぽくないってどんだけだよリツコ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ネコ発言 (「いつもと違いイヤミを言い返す不機嫌なミサト→不快感をあらわにするリツコ」) とある 【132】

・綾波「わかってるはずよ」→(「図星だったのでややムキになるアスカ」)とある。脚本と同じ 【137】

・アスカ「シンジだけがいればいいのよ」 (「だけ」が本音の部分です) とのコメント 【138】

・アスカ「あんた碇司令が死ねと言ったら死ぬんでしょ」 (「ついに切り札を口にするアスカ」)とある  【139】

・エレベーターを降りた後踵を返すアスカ (「振り返り際に一瞬見える表情がとても重要です。」)とのコメント 【141】

この回のアスカの表情はとても気合が入っている印象 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ケンスケ「学校どころじゃないんだな。今や」 (「しみじみ言ってるように見えて半分他人事のようだったりする」) とある 【142】

・アスカ「冗談じゃないわよ。エヴァ弐号機発進します」 (「冗談じゃないわよは独り言に近い 発進しますは宣言」) とある  【148】

・精神攻撃の時にアレルヤが流れる指示は脚本にもコンテにもない 【156】

・苦しんでいる弐号機 (「理解できない異様なポーズ、動き」) とある 【163】

・弐号機の本当の目が見えるのはコンテ段階で 脚本にはない 【166】

・零号機のライフル (「大出力ポジトロンライフル改(戦略自衛隊技術研究室製)」)とある 【169】

このポジトロンライフルが6話で借りたものを改造しているのか、別物なのかは結局分からない 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・精神攻撃 断片的な記憶 弾ける色々な過去の映像  初潮 両親のセックス 狂った母のカオ等々 と書いてある 【175】
なお、フィルムではそれを感じるカットは入っていない(人形らしき顔は入っている。よくわからないカットの連続と言った方が正しいか)
(フィルムでここに映ってるドイツ語の言葉 「いや」 「死」 「セックス」となっているらしい つまりセックスについての嫌悪感は絵ではなく文字で出していた)【175】

フィルムではここまでではない 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・脚本と同じく日向がアダムと槍の存在を知っている(ミサトの発言がマコトのものになっている) 【180】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・冬月「お前が欲しいのは口実だろう」 (「怒っているわけではない 「困ったやつだ」程度」) とある 【185】

・(「槍、使徒を直接触れる前に破壊しつつ、突き抜ける」) とある(脚本決定稿段階だと槍がコアを貫いていた) 【191】

・「良かったねアスカ」の時のシンジ、声をかける前に躊躇している(これはフィルムでも同じ) アスカ「死んだ方がマシだったわよ」を聞いたシンジ (「何も言えないシンジ」) とある 【195・196】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

おそらく庵野さんによるコンテ完成日の記述なし(知りたかった…)

カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第弐拾弐話)

EVANGELION ORIGINAL〈3〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%883%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173238

・食事の時に去っていくペンペン (「重い空気に耐えられなくなったから」) 【8】

・電話を取るシンジ (「アスカのイヤミを相手にしていない」)とある(ちゃんとアスカのイヤミは聞こえてる) 【9】

・ここのミサト この段階から(「ビールを飲んだふりをしている」)と書いてある 【10】

この段階からビールを飲んだふりをしているミサトさん(ここの演出すごい好き) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・エレベーターのシーン (「意外にも話の口火を切るレイ」) とある 【13】

・綾波「分かっているはずよ」 (「ホントのところをつかれたのでややムキになるアスカ」)とある (つまりここのアスカは綾波の言っていることはちゃんとわかっていた) 【13】

・ビンタした後に頬も押さえない綾波(「見透かされた気分に包まれるアスカ」)とある 【15】

・アラエル、『トリ型の使徒』とだけ書かれてる 【17】

・この段階だとアスカの心理描写の中で一番最初の台詞は 幼いアスカの「どうして大人になるの?」 【25】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・フィルムでは扉が開くシーンと文字の連打だが、この段階だと回想をビデオの早送りみたいにしてるシーンになっている。両親のSEXのイメージもあり 【27】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・シンジ「僕が初号機で出ます」のあとに ミサト「初号機か、だがしかし、ね」というセリフがあった 【28】

・「しかし、アダムとエヴァの接触はサードインパクトを引き起こす可能性が!!」 フィルムではミサトだが脚本だとマコトの台詞(マコト知ってたんかい) 【28】

マコトレベルがこの情報を知っているかはフィルムでは不明 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・フィルムだと違うが脚本だとロンギヌスが使徒のコアに命中する(直接触れる前に破壊)とある 【30】

ほとんどフィルムと変わらない。そりゃ時間ないもんな

カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第弐拾壱話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈4〉 より    

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%884%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173505

・加持「まるで血の赤だな」 (「加持の目 決意+覚悟」) とある 【6】

・決定稿にもあった台詞 ミサト「一つ・・・よろしいかしら」は「一つ・・・聞いてよろしいかしら」となっている 【9】

・決定稿にもあった台詞 リツコ「委員会はどう対応するつもりなのですか?」もあり (台詞繋がる感じで)とあるのでミサトさんも諜報部の男に同じことを聞いてるのかもしれない 【10】

・モノリス (「正確に1:4:9」)にすると指示があるので2001年宇宙の旅は確実に意識してる 【11】

・ユイ、コンテでも「レイと同じ顔が現れる」と書いてある 【17】
・ユイ「家庭に入ろうかと思っているんです」のユイ (「幸福そうな笑顔で」)と書かれている。それを聞いた冬月の顔 「魅かれたか・・・」 と書かれている 【19】
冬月がユイに魅かれたのはこの発言&この顔だったっぽい 

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ユイとゲンドウの交際を知った時の冬月 「(調査にかこつけたデートのつもりだったか)冬月・・・」 と書かれている(たぶんコンテの甚目さんの所見) 【24】

・コンテ段階では「結婚しました」のところに綾波みたいな青い天使は書かれていない(天使っぽいのは書かれているがデザインははっきりしてない) 【31】

ここの綾波っぽい天使は印象的だが、コンテ段階ではまだなかった 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・ゲンドウ「あなたのファンだそうです」 (「ゲンドウ 嘲笑しているのか・・・」)と書かれている 【32】
・ゲンドウ「子供がいるのでね」何がおかしいのかニヤリと笑う とある 【33】
・冬月「間に合わせだろう私たちは」の時のゲンドウを睨む冬月 (「違うのか!?」)と言いたい とある 【35】

・ビデオ版ではあった箱根のユイ&冬月の再開シーンはこの時点でコンテにある。TV版ではなかったがビデオ版で復活した 
(屋外施設へ行こうとしている・・・つもりですが変ですかね・・・室内の方がいいでしょうか・・・)と書かれている。フィルムでは室外に 【42】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・ユイの横を通って去っていく冬月 南極の調査船の階段で冬月の横を通り過ぎていった時の(「ゲンドウが通り過ぎていった時の感じにあわせて」)と※印がついている 【43】

・冬月「なぜ巨人の存在を隠す?」の時のゲンドウの例のポーズ (「すでにこのころから」)と書かれている 【43】
・ゲンドウ「経済学部に転向なさったらどうです」 の時のゲンドウ「緊張してる」と書かれている(意外!) 【46】

実は緊張しているゲンドウ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・「ずいぶん潜るんだな」のカットは椅子に座ってるカットと立っているカット両方かかれていた (「立ってる方がいいんですかね・・・ ←こんな感じ」)と書かれている。そっちの方が採用された 【47】

・昔のリツコ (「(高1) ゲンドウへの嫌悪感ありか・・・?」)と書かれている 【51】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・コンテの段階だと建造中の零号機は一つ目 (「ペイント前なので白い!!」)と書かれている。フィルムでは黄色だった 【52】

フィルムと違う建造中の零号機
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ゲンドウ「新たな歴史を作らないか」 (「野心を感じさせる目」)と書かれている 【54】

・ナオコ「都合のいい時だけ母親面するのは」の後の顔 (「ややつらそうな表情を見せる」) とある 【62】
・エヴァを見て笑っている時のシンジは3歳 【62】

・リツコのIDをチェックする警備員の機械 (「ファミレスみたい・・・と書かれている」) (よくわからん) 【70】
ゲンドウ「自分の仕事に後悔はない」のとこのマギ  「マギの姿はまだない・・・あるのかな?」という甚目さんのコメントに 「この時のマギのところには穴に「フタ」がしてあり☑」 とある 【71】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・5歳のレイ(7歳ぐらいに見える)とある  (2010年で5歳なので2015年じゃ10歳。つまり綾波は14歳ではなく10歳) 【73】

・ナオコ「あとは電源を入れるだけね」 満足そうにうなづくナオコ (「そんな母親を心の中で祝福する感じのリツコ」) とある 【78】
・ナオコ「自分の幸せまで逃しちゃうわよ」 (「自分は幸せをつかんだととでも言いたいのか・・・余裕の表情を作っているがどこか不安そうである・・・」)
リツコ「幸せの定義なんてもっと分からないわ」 (「ここで母親を見る 母親の内心の不安が分かっているから笑顔を作って」)  とある 
(コンテ見ないと分からない心理描写多すぎだろ…) 【80】

ナオコとリツコさんの複雑な心理描写 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・綾波「道に迷ったの」 (「迷子という子供っぽさに一瞬!?となり、油断するナオコ」)とある(そんなこと思ってたの…) 【83】

・ナオコ「でも一人じゃ帰れないでしょ?」とナオコ (「コラコラぁ~素直になんなさ~いって感じにのりだして」) とある 【83】

・綾波「婆さんは用済みだとか」 (「レイの目がだんだん楽しそうに歪んでいく」)とある 【85】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・首を絞めるナオコの顔 (「嫉妬に満ちた目」)とある(つまりユイへの嫉妬がレイに向けられてしまった)  【87】

・脚本にあった加持の台詞、ゲンドウが冬月の無事を確認するシーンコンテでもあり 【93】

結局フィルムでは没になったカット 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・脚本だと青空の下だったが加持さんが打たれる場所はフィルムと同じ。打ってきた相手のジーンズとスニーカーを履いた足が近づいてきているのが見えるカットがあった 【97】 

フィルムでは相手の足は見えない(このカットがあったら打った相手がミサトさんだと当時視聴者に誤解されなかったんだろうか) 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・家に帰ってきたミサト。手を組んで座ったまま額に手をトントントンと規則正しく打つ。SDATを聴いているシンジも同じリズムで頭をゴンゴンするというカットがあった(意味わからん) 【100】

よくわからない演出 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・加持さんの留守電を聞いている時のミサトの心境
おびえるようにボタンを押す→胸に詰まるものがある→加持さんが死んだことに覚悟を決めようとするが徐々に辛くなってくる →名を呼ばれて反応→「迷わず進んでくれ」のところで
加地さんらしさに口元が笑う   となっている 【104~105】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・コンテ完成日 95年12月4日 

(「#15 #17ARの日 やっと!!#21!あと(#20も入れて)6本!!もあるッス」) とある 【109】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


15話と17話は同日アフレコ。なんと21話の方が20話よりも先にコンテが完成してる(1か月早い)  (#20も入れて)と書かれてるのはそのため

全体的にコンテの甚目さんの所見、感想が書かれているとこが多い

カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第弐拾壱話)

EVANGELION ORIGINAL〈3〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%883%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173238

・いきなりしばらく没カット
破壊されたネルフ本部の施設外観。危険・立ち入り禁止のテープが張り巡らされている。地底湖から回収される弐号機の右腕。クレーンで持ち上げられている弐号機の頭部。
クレーターの中心に転がったままの零号機。まだケガの治ってないリツコ。
リツコ「ひどいものね」 マヤ「2体とも大破。最優先で修復作業を続けますが、損傷がヘイフリックの限界を超えています」 

発令所   ここも破壊された跡が痛々しい。散乱したままのガレキ。割れたままの正面モニター。 
リツコ「しばらく何も稼働できないわね」 マヤ「はい」 リ「まだ使徒はここに来るというのに」 マヤ「たのみは初号機と、シンジくんだけですね」 

ケイジ  

拘束されている初号機。赤く染まったままの機体。その露となっている胸部には使徒と同じ赤い光球が見えている。それをジッと見てるアスカ。アスカ「エヴァって何なの?」 

病室  

ベッドに寝ているレイ、目を開く。 傍らには見舞っているシンジ。本を読んでる。 綾波「碇くん?」 シンジ、気づいて、シンジ「ごめん、起こしちゃったかな」 
綾波「帰って来たの?」 シンジ「・・・うん」 綾波「そう、よかったわね」  静かに音もなく、消え入るように再び眠りにつくレイ を、観ているシンジの表情  
この後フィルムでもある加持さんのカットへ続く(この回は14歳のシンジがラストにしか出ないのが印象的な回だったため、  ここでシンジが出ると出ないとではだいぶ印象が異なると思う) 【3~5】

シンジが綾波の見舞いをしているシーンは本編ではなかったので非常にレア 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ミサト「拉致された?副指令が」のあとに 諜報部「極秘事項です。この話を知るのは、あなたまでです」というセリフがある 【6】
・銃を置いた時に ミサト「これで、いいのね」 「お連れしろ」の後にミサト「ひとつ、よろしいかしら」というセリフがあった (コンテによると諜報部の男に「一つ聞いてよろしいかしら」となっている) 【7】

・その後こういうシーンがあった 
リツコ「委員会はどうなのです?」 ゲンドウ「動かんよ。拉致を命じたのは委員会のやつらだからな」 【7】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ゼーレ「新たな神をつくるつもりはないのだ」ではなく「我々は神を作るつもりはないのだ」となっている 【8】
・冬月「冬月先生・・・か そう呼ばれた時期もあったな。あれから16年だ・・・」となっている  【8】
・回想時代の冬月35歳と書かれている。フィルムでは60歳なので16年前とすると44歳か 【9】

・フィルムでは冬月「これ、読ませてもらったよ」から始まるがこの段階では部屋にノック音→冬月「はい。どうぞ」 →ユイ「失礼します」(彼女の顔はレイと同じである)と書かれている 
→冬月「(やや意外な表情)君が碇くん?」 ユイ「はい。碇ユイと申します。よろしくお願いします」→冬月「これ、読ませてもらったよ」となる 【10】

・ゼーレの台詞が微妙に違う
02「S2機関を自ら搭載したエヴァ初号機」 04「それは理論上は無限に稼働する、半永久機関を手に入れたことと同義だ」 06「5分から無限か、突飛な話だ」 
08「絶対的存在か。そんなものを手にしてよいのは神だけだ」 03「人はその分を超えてはならん」 キール「我々に具象化された神は不要なのだよ」 10「神を造ってはいかん」 
→「ましてやあの男(ry」となる 【11~12】

・ゲンドウ「今は子供がいるのでね」の後にこういうシーンが入っていた 


2002年

崩壊したままの日本。水没した街並み。バラックの家に赤ん坊の泣き声が響く。その中で赤ん坊をあやしている女性。ユイである 。
ユイ「泣いてばかりね、シンちゃんは。甘えてばかりだとクセになるわよ。すぐに逃げ出したりね」 泣き止まない赤ん坊。」  
(シンジと「逃げ」について制作側が意識して書いているシーンであるのは興味深い) 【16】

フィルムではないユイのシーン(シンジの将来を偶然予見している) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・2015年 初号機エントリープラグ内 
ぼんやりと何も考えていないように見えるシンジの半面。に、無線で入るアスカの声。 アスカ「ねぇ、ミサト知らない?ってあんた、まだプラグの中なの?」
シンジ「うん・・・なんだか落ち着くんだここ。 アスカ「まるで赤ちゃんみたい、あんたってホントにガキね」      

(フィルムではこの回では話さないシンジとアスカの会話 ラストにしか出てこないシンジがここに出てくるのが興味深い) 【17】 

フィルムではアスカはこの回には出てこず。シンジもラストに出てくるだけなのでレアなカット 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・その後 管制室のアスカ  

アスカ「初号機だけ強くなっちゃってさ」
(フィルムでは不明だがこの段階ではアスカが初号機がS2機関を取り込んだことを知っているという描写が入っている) 【17】

フィルムではアスカが初号機がS2機関を取り込んだことに言及するシーンはない
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・TV放映版だとカットされたが、ビデオ版で追加されたシーンが入っている(もともと脚本段階ではあったシーンだということ)
内容は下記のとおり

人口進化研究所廊下  ユイ「おひさしぶりです」 冬月「ああ、しばらく」  【20】

・Bパートすぐに薄暗い廊下。一人、じっと考えている加持 立ち上がる 加持「さてと」というシーンがあった 【24】

・人類補完計画を始めるというゲンドウの台詞の前に ゲンドウ「E計画とは別に、オリジナルであるアダムの再生をも推し進める」 冬月「アダム計画だな」
ゲンドウ「そしてもう一つ、かつて誰もが無しえなかった神への道だ」 と続く 【28】

・ナオコとゲンドウのキスを見ていた過去のリツコのシーンの後こういうシーンがあった


2015年 ネルフ本部 第7実験場  

スピーカーから漏れてくるレイのうめき声。我に返るリツコ。
マヤ「先輩!汚染区域いっぱいです。これ以上は危険です!」 リツコ「(レバーを戻し、少し慌てて)レイ、大丈夫?」 綾波「(ボソっと)殺す気」 
一瞬気まずい沈黙が支配する。

リツコ「何、言ってるのよ・・・。テストは終わったから上がってちょうだい」 相変わらずの無表情のレイ 【30】

「殺す気」とかいう綾波すっごいレア 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・じっと下界を見ているレイ(7歳ぐらいに見えるが実は5歳)とある 【31】

・ナオコ「あんたの変わりはいくらでもいるのよ」の台詞無し。 首を絞めた後にこういうシーンがあった。


バーン!というものすごい落下音。ぐぐっとのどが鳴り、息を吹き返すレイ。レイ、辺りを見回すが赤木の姿はない。起き上がると、無表情のまま、トコトコ出ていく。
(なんと決定稿の段階ではここで綾波は死んでいなかった。「3人目だと思うから」言えないじゃん…) 【33】

この段階ではナオコに首を絞められた綾波は死んでいなかった 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・加持「ゼーレや委員会よりは、ネルフの方が、どうやら真実に近いようですから」 【35】
ゲンドウ「では、冬月は無事なんだな」 男「はい。身柄はこちらで保護しました。ただ随行者の行方は不明です」  【35】

この加持さんの台詞は貞本版にもあったような 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・この段階だと加持が打たれるのは青空の下 【36】

加持さんが打たれるシーンの場所が異なる 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・この段階だと最後のシーンのミサトは「シンジと帰宅したばかりのいでたち」となっている。つまりミサトとシンジが一緒に帰宅している 【36】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・没ラストがあった(結局採用されなかった) 「このラストを追加するかは、一考します」と書かれている。 
内容は 

女だったらレイ、男だったらシンジ(ryの会話 

1話の使徒襲来 

ミサト「お父さんの仕事知ってる?」 シンジ「人類を守る大事な仕事だと(ry」 
公務室 

いつものかっこうで座っているゲンドウ。表情は逆光で見えない 。 

おわり   という内容だった 【39】

結局採用されなかった 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房
この終わり方もクールでいいなぁ
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房