カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第拾伍話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉より https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%883%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173491

・猫のエサやりおばさん、脚本決定稿だと男だったがコンテだとおばさんになってる 【491】

・猫に餌をあげてるおばさんのカット (「鳥の方がリピート単純でいいか?」)と書いてあるが結局猫になった 【493】

・委員長「まじめにやるのは掃除でしょ!」このカットの次に委員長「とにも~鈴原はぁ…」ときて その後に決定稿にもあったダブルデートの下り
ごまかし、委員長「あはは・・・じゃ、明日はお願いね」 アスカ「どーして日本人って戦わずして諦めるのかしら」となるカットがあった (欠番候補)と書かれている 【500】

こういうアスカの優しい描写がフィルムではことごとくカットされてる 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・テストプラグのハッチが開いて、綾波が出ていくところを見ているシンジのシーン(アスカがシンジの視線に気づく描写はなし) 

ここのコンテは書き直されており、フィルム準拠のコンテもちゃんとある 【505・598】

・エレベーターの中で綾波と会話してる時のシンジ、「すみっこでいじけたように不安げに立つ」と書いてある 【506】

フィルムだとそうは見えないなあ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・お母さん発言の時に照れて顔が赤くなる綾波  (「ここの表情は何とぞよろしく」) と庵野監督のコメントあり 【510】

庵野監督気合の入っているシーン 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・綾波「何を言うのよ」 「その後ろ姿は明らかに少女のものである」とのコメント 【511】

・ミサト「イヤっていうわけでもないのよ。それが問題なのよね・・・」 (「自分のことがダブってると書かれている」) (フィルムでは分かりづらいが自分の父のことを重ねてる) 【515】

コンテ見ないとこれわかんないだろ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「怖いの?お父さんと会うのが」のカットで (「説教するときのミサトの目は優しくない・・・」) と書かれている 【518】

・脚本決定稿には書かれてないが ミサト「それはないっしょ、もはや。」のとこのミサトとアスカの会話はコンテにはある 【521】

・テロップに(「「翌日」いれますか? Aいれませう」) というやりとりがある(フィルムではこのテロップは入った) 【521】

・ネクタイを直すミサトに「!?」となる加持 (「一緒に暮らしてた時にこういうことはしなかったきがする」 「そうっすね」)(たぶん庵野さんのコメ)」とある 【526】

・墓の前のシンジの足元  甚目氏※「止めの方が雰囲気あるかも」 「止めでよろしく」とある(庵野さんのコメントかどうかはわからん) 【528】

・この段階でもユイさんの亡くなった年は2003年 【529】

ユイさんが死んだ歳が2004年になったのは95年8月24日以降だということ 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ゲンドウ「すべては心の中だ」 (「ふたりの影は重なり合っていない」)とコメント(この時のシンジとゲンドウ二人の影が重なり合っていないのは意図的なもの) 【531】  

・ゲンドウ「今はそれでいい」 (「愛情や感慨のこもった目ではない。むしろ野心」)とある 【531】

割と驚きの事実 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・飛び立つVTOL(「この話唯一のメカアクションカット その割にロング・・・」)と書かれている  (※引きですますか?)とのコメもあり 【535】

・アスカ「退屈なんだもんあの子。」のあとに「顔は美形なんだけど」というセリフがあった(脚本決定稿でもある) 【542】

・まともな男は加持さんだけね →ミサト「今更何言ってんだか」 このミサトの台詞なし 【543】

・加持「ママゴトだ。現実は甘くないさ。」 (「笑顔でごまかしているがここの台詞は本音(目は笑っていない)」) とのコメント 【547】

加持さんの本音 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「どうだか」 (「本当は逆だと確信している」)とある。これは脚本決定稿にも書かれていた 【548】

・ミサト「私変わったかな?」のあとの加持の「少し素直になった」はこの段階では「・・・きれいになった」である。その後甚目さんのコメントでこの台詞の理由が書いてある。
「加持という男はあまり正面から人とつきあおうとせずテキトーにはぐらかす男のような気がするのでこうしてみました」とのこと 【558】

採用されたってことは加持さんはそういう人間ということなのかね 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・脚がとまったミサト (「言うつもりだったことは言ったのだが胸に何かがつかえたままだ」)とある(加持が父に似ていたこと、自分がそういう人を好きになったこと、使徒に復讐しようとしていることを加持に話したかったということか) 【563】

フィルムを見ただけでは分からないミサトさんの心情 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・加持「もういい」 加持もつらそうに  加持「もういい」(二回目) ややムッとした表情で 【565】
・(「※このあたり編集でもっと細かくカットバックしてもいいかもしれません 音楽入れないような気もするしめまぐるしいカットバックでもりあげるという手段でいかがでしょう」) 
(「A ナイスだと思い☑」)(庵野さんコメント) と書かれている 【566~568】

この回は甚目さんと庵野さんのコメントやりとりが多い 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・キスをする二人 (「このときミサトの手は垂れ下がったままか加持の背に回しているか・・・どっちだ・・・?」 「Aこれは熟考します  ムズカシイ・・・(庵野さんコメント)」) と書かれている 【569】
(フィルムでは背中に手を回そうとするが途中でやめていた)

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・脚本決定稿では「アルカイックスマイル」となっていた綾波、コンテでは「うっすら笑う」とある 【586】

・ミサト「あの第一使徒がここに?」の台詞なし 【595】

・コンテ完成日 95年8月24日 (「やっと15#!! フーッ 95年8月24日」)のコメント【596】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
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脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第拾伍話)

EVANGELION ORIGINAL〈2〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%881%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173211

・加持さんがミサトさんを見て若いころの彼女がヒールを履くようになったことを感慨深く思うところは庵野さんの実体験らしい 【2】

・猫に餌をやっているおばちゃんは脚本決定稿だと男だった。猫に餌もやっていない 【5】

・加持「15年前、この京都で何が始まったんだ」(フィルムだと「16年前」) 【6】

・アスカが学校で加持さんへ留守電するシーンなし 【6】

・フィルムにはないシーン(アスカがシンジを気にしてる描写だった) 下記のとおり

ヒカリ「じゃ、帰りちょっと付き合って。アイスおごるからさ」 アスカ「でも、シンジと本部にーー」→シンジの方を見るアスカ→シンジ、ぞうきんを絞っている綾波を見ている→トウジ「オラ、シンジ!まじめにやらんかい!」→ヒカリ「まじめにやるのは掃除でしょ!ホント、しょうがないんだから鈴原は!」
→その言い方に愛情を感じるアスカ(こういうのには敏感な娘)とある→アスカ「いいわ。アイスは3段重ねね」 【6】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房


脚本決定稿ではアスカがシンジ→綾波を見ている姿を見ているヒカリを見て、「ヒカリはトウジが好きなんだな」と感じ取っているという描写。前者の描写が削られたからTVシリーズではアスカ→シンジへの感情が分かりづらくなってしまった感はある(感想)

・フィルムにはないシーン 内容は以下の通り

デートの話「(どうして日本人ってこうおせっかいなのかしら)」→アスカ「じゃあさ、鈴原のバカも誘ってダブルデートってのはどう?」→ヒカリ(真っ赤になって)「だだだだめよっ鈴原なんて、ぶちこわしになるだけですもの!」→アスカ「そっかなぁ」→理性を総動員して気を取り直したヒカリ「とにかく、お願いね」
→アスカ「うん」→「どうして日本人って戦わずしてあきらめるのかしら」 というカットがあった。(やっぱアスカって優しいとこあるよな)【8】

ここらへんの描写が削られてしまったのでアスカは割喰ってる 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・フィルムにはないシーン(アスカがシンジを気にしてる描写その2) 

リツコ「お互い最後の一人にはなりたくないわね。レイ、シンジ(呼び捨てかよ)、アスカ上がっていいわよ」→無言のまま降りていく綾波を見るシンジ→そのシンジを見て不快な顔になるアスカ というカットがあった 【10】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・シンジ「案外綾波って主婦とかが似合ってたりして。アハハハ」と笑いかけて口をつぐむ (「この台詞は緊張の裏返し、少し調子に乗るシンジ」)と書いてある 【12】

・ミサトとアスカ会話が微妙に違う 内容は以下のとおり
ミサト「アスカ、もう寝なさい。明日はデートなんでしょ」 アスカ「うん。美形とデートよ、いいでしょ。ミサトも結婚式でよかったじゃない。」
ミサト「自分のじゃないわ。めでたくもあり、めでたくもなしよ」→押し入れ一杯の引き出物→ミサト「こうして引き出物ばかり集まるし。コレクションね、ここでくると。」
アスカ「すごい、お店が開けるわね。ね、明日アレ貸してよ、ラベンダーの香水」 という流れ

「引き出物がコレクションになる」という話題はこの話のビデオ版の予告で生かされている(名残がある) 【13】

・アスカに追い出された後のシンジの部屋3畳くらいと書いてある(さすがに3畳はないだろw) 【13】

・シンジ「わかってるよ」 (「ミサトの言葉がなんだかうっとうしく感じてこのセリフ」)とのこと 【14】

・フィルムにはないが、結婚式のミサト「とほほ・・・またひとつ、コレクションが増えたわけか」というMONOあり 【15】

・脚本段階だとユイが亡くなったのは2003年 (「年号一考」)と書いてある 【17】

・ゲンドウ「3年ぶりだな。二人でここに立つのは。」 シンジ「僕が逃げ出してから、ここに来る、勇気(他の言葉ないか?)なかったから」となっている(ユイさんが死んだことがピンと来ないという情報なし) 【17】

・ゲンドウの台詞が少し違う。「人は思い出を忘れることで生きていける。世界は人が生きていくにはあまりに辛いからだ。」となっている。 【17】

ゲンドウという人間がフィルムよりも出ている 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・遊園地のアトラクションが映るシーン、帰ってくるアスカがチェロの音に気付くシーンがあった 【19】

・チェロのやりとりが微妙に違う
そっと入ってきたアスカ、シンジの演奏に耳を澄ます →終わって拍手するアスカ。照れるシンジ
→アスカ「チェロなんか持ってたの」 シンジ「ずっとしまったままだったんだけど今日はなんか弾いてみたくなって」 アスカ「けっこういけるじゃない」
シンジ「ほめられるほどの才能はないよ。5つの時から教えられてこの程度だもの。」 アスカ「へーえ、十年近いキャリアか。少し見直しちゃった。『継続は力なり』ね」
シンジ「ホントはすぐにやめてもよかったんだ。先生に言われて始めたことだし、あまり好きじゃなかったし(これ初出)」【20】

・加持「女性にはね。仕事はズボラだよ。」 リツコ(ホントは逆だと確信している)とある。加持「負けない戦はしない主義だ。一度敗戦してるとね、臆病になるよ」のセリフアリ 【22】

・リツコ「自分の話はしない主義なの。面白くないもの」→(「リツコの気持ちを察し、話題を変える加持」)とある【23】

フィルムにはないシーン

加持「遅いな、葛城。化粧直すのに何時間かけてんだ」 リツコ「好きな男の前だからでしょ」 加持「男の前ね。(自分からその話題を避けて)そういえばこの間、アスカの買い物に付き合ってたら、いきなり顔、真っ赤にして帰っちゃったよ」 リツコ「トイレをがまんしてたのよ」 加持「だろうな。気にすることないのに」 リツコ「女の子には一大決心よ。好きな子の前でトイレに行くなんて」
加持「難しい年ごろだな」 という会話アリ。 その後リツコ「ところで京都、何しに行ってたの?」となる 【23】

・加持「男と女だな」 リツコ「矛盾する二つの心が同居してるから、おもしろいんでしょ、人生は」というセリフがあった 【24】

・去り際にリツコ「じゃ、(加持にそっと)ミサト、よろしくね」というセリフアリ 【24】

・シンジに電話するミサト、脚本決定稿だとアスカの「ミサトは?」の回答として留守録ボタンを押して再生するという流れ。 それを聞いたアスカの「保護者の自覚、あるのかしら」というセリフアリ 【25】

・ミサトの「私、変わったかな?」への返答は加持「少し、素直になったかな」であった 【26】

・ミサト「酒の勢いを借りないとあなたと話もできない、臆病者なのよ」 ミサト「シンジに何も言えないような子供なのよ」(フィルムだと「子供なのよ」だけ)というセリフアリ 【27】

・ミサト「ミサト、おっそいわね」 シンジ「うん」 気のない返事にムッとするアスカ →キスしようか の流れになる。 
(この回全体的にアスカ→シンジへの感情がわかりやすい。ほとんど没ったが) 【28】

・キス後 シンジ「フハー、窒息するかと思った」 アスカ「(不快な顔して)うえっ、やっぱり暇つぶしでやるもんじゃないわ。気持ちわりい。うがいしよ。」
→「デリカシーのかけらもないアスカのうがいがシンジの心を容赦なく傷つける」とある(フィルムだとシンジが傷ついたようには見えない) 【30】

・加持「まだ起きてたか、すまない。葛城がちょいとな。」 アチャーとなるシンジとアスカ。  シンジ「あの、いつものことですから」
ミサト「(呂律が回らずに)こら、シンジ!何がいつものことよっ!こいつの前で変なこと言わないでっ!!」 加持「こいつの布団、敷いてやってくれないか」
シンジ「あの、敷きっぱなしです」 加持「万年床か。あいかわらずズボラだな」 ミサト「うるさ~いっ!!」 所かまわずケリを入れるミサト その様を冷めた目で見ているアスカ という描写があった 【31】

・アスカ「加持さん、ラベンダーの香りがした・・・(シャツに口紅はどうするか?)」とのコメントあり 【33】

・試験管の中の綾波、アルカイックスマイルのようなその表情と書いてある(フィルムだとそんな感じしないけど) 【34】

・加持さんが歩いてる地下通路 (「BC兵器対策のためか、空気が風となって流れている」)とある 【34】

・リリスを見てエヴァ3号機だと勘違いするミサト フィルムだと「アダム。あの第一使徒がここに」とあり、知ってるような様子だったが決定稿だと「アダム!?」だけでおそらく知らない 【36】

カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第拾四話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉より https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%883%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173491

・ミサト「そういえば、アスカの弐号機だけパターンが違うわね」 (「少しこの事実が引っかかるミサト」)とある【348】

・ミサト「どうせアスカは弐号機以外乗る気ないでしょ?」 (「ジョーク交じりにごまかすミサト」)とある 【352】

・アスカ「ま、そりゃそうだわ」 (「はぐらかされたと思いつつも一応納得するアスカ」)とある 【352】

アスカははぐらかされたことに気づいてる  
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・アスカ「何が、匂いよ。変態じゃないの。」 コンテでは脚本決定稿にあった嫉妬云々は書かれていない 【354】


・リツコ「汚れたと感じた時分かるわ。それが」 (「過去の自分のことを冷めた目で語っている」)とある 【359】


・アスカ「どう?シンちゃん?」 (「からかうアスカ 深い他意はない」)とのこと 【360】

・ミサト「レイ!下がって!レイ!」 この時零号機を見てる綾波 (「少し悲しげに見える」)とある 【368】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「私ね。間違いなく。」 (「それだけの心当たりがある!」)とのこと 【371】

ここらへんホントライブ感を感じる(結局なんだったんだこれ) 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・冬月「レイにこだわりすぎだな、碇」 (「このことが少し引っかかる冬月」)とある 【376】

・コンテ完成日 95年10月13日(金)【378】

#13(OAは#14)と書かれている

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

この回、Bパートすらバンクっぷりがすごい 職人芸レベル 

カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第拾四話)

EVANGELION ORIGINAL〈2〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%881%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173211

・この段階ではテロップにラミエル以外の名前がついていない(名前が決まってない)

 
・この段階では リツコ「シンクロ率はほぼ初号機と変わらないわね」 
ミサト「パーソナルパターンが同じ?零号機と初号機は」とある(ミサトさんが零号機と初号機のパーソナルパターンが同じだと初めて気づく描写だった) 【16】

・(モニターの波形パターン 弐号機だけ違うのを見て) ミサト「(弐号機だけが違うわ)」 ミサト「レイのパターン、初号機とよく似てるわね」
リツコ「だからこそ、シンクロできるのよ」とあった 【17】

・アスカ「あたしはテストしなくていいの?」 ミサト「弐号機以外乗る気ないでしょ?」 アスカ「そりゃそうね」のあと、
横目で冷たく見ているリツコ→それに気づくミサト、さっと目線を戻すリツコ→いぶかしむミサト という描写があった 【18】

ミサトとリツコが横目で反応を伺うやりとりは参号機起動実験中にもある 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・アスカ(自覚のない嫉妬交じりに)「何がニオイよ。変態じゃないの」 【19】

えっここアスカ嫉妬してたの!? 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・リツコとマヤのダミーシステムの話、アスカの「ママのおっぱい」とかいうからかいはプラグ内で綾波のイメージを見て混乱するシンジのカットの後だった 【20】

・リツコ「零号機がシンジくんを拒絶!?」のあとに「いえ、逆かもしれないわね」というセリフがあった 【23】

ここらへんの零号機の設定、ライブ感だと思うんすよね 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第拾参話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉より https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%883%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173491

・サブタイ前のリツコが水流しっぱなしにしてるとこ 『広い洗面所』(「早い話がトイレか?せめてマルイのトイレぐらいの〇〇〇(読めない)で貧乏くさくしないでよろしく」) と庵野さんのコメあり 【384】

・(「Q発令所のバンクある? Aあるッス 1話のでよろしく 」)とある コンテの岡村さんと庵野さんのコメントのキャッチボール 【395】

この回は岡村 天斎さんと庵野さんとのコンテ上のやりとりが多い 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・壁に腐食(イロウル)があるシーン  「不気味な音楽を入れようか…」みたいなことが書いてあるが 庵野さんが「すみません。入れないとおもい☑ おそらく。」 と書いてある 【397】

コメントでのやりとり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・冬月「進化か」 リツコ「はい」のカット コンテ岡村さんが(「Q天井はどうなっているのだ? A天井はBGBANKです」(たぶん庵野さん) とのコメントあり 【447】

コメントでのやりとり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「私のミスから始まったことなのよ」 (「自分のミスが許せないタイプ」)と書いてある 【449】

・リツコ「約束は守るわ。」 (「自分自身への決意も有り」)とのコメント 【453】

・「碇のバカヤロー」 目立つラクガキ「碇のバカヤロー」と書いてある。 コンテ段階で出来たラクガキだった? 【456】

とても目立つラクガキ。わざわざこれだけ書いてある
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「ねぇ、少しは教えてよマギのこと」の時の膝を抱える。ミサト (「コレかわいいのでできるだけ入れてみてください」)との庵野さんのコメント 【460】
(スキゾ等でも言ってるが庵野さんはミサトさんに思い入れを持っているとのこと)

ここのミサトさんの座り方庵野監督ができるだけ入れてくれと要望あり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房


・カスパーの脳みそ 岡村さん(「液体とか出てきそうだけど出たら細胞死にそうな気がするなぁ…やめときましょう」) 庵野さん「そうっすね」コメント 【464】

コメントでのやりとり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコさんが脳みそに端子を差し込むところ、岡村さんが「脳みそ直接はやっぱりまずい気がしますんで小さなジャックがあるということで」 庵野さん「これでよろしく」とある。
(つまり脳みそに直接刺してるわけじゃなくて脳の中に小さなジャックがあり、そこに刺しているということが分かる(コンテ見ないと分かんねぇ…)) 【465】

コメントでのやりとり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・リツコ「実はプログラムを微妙に変えてあるのよ」は脚本決定稿でもそうだったが「みんな同じだと思ってるけど、実はプログラムを微妙に変えてあるのよ」となっていた 【480】

・コンテ完成日 95年8月6日  (「やっと14#!! ヒロシマ50thの日・・・」) とのコメントあり(庵野さんかなぁ) 【482】 

実はコンテ完成日が12話よりも早い 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第拾参話)

EVANGELION ORIGINAL〈2〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%881%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173211

放映話数では13話制作順では14話に該当する(そのため、この回以降のコンテでもこの回からのバンクを使用する場合は#14と書かれている)

・この話のプロット・アイデアは磯光雄氏が提出した。
磯光氏が提出した最初の脚本が通常の倍以上の内容があったため、それを薩川昭夫がまとめ直し→庵野監督が手を入れるという流れで完成した【2】

・フィルムにはないがリツコ「このテストのために1400時間も費やしているのよ」とのセリフアリ 【5】

・アスカ「8回も垢を落とされてね」(フィルムだと17回) 【5】

・脚本段階では模擬体のテストの時に冬月がいてセリフもある 
冬月「初実験の悪戦苦闘。あの時1か月もかかったのがウソのようだな」→これはミサトの台詞になり、「1週間もかかったのが」に変更
冬月「問題はないようだな。いいぞ、マギを通常に戻せ」→これはリツコの台詞になった 【7】

・リツコ「ジレンマか。作った人間の性格がうかがえるわね。」のあとに「あえて同じものを作って対立させるなんて」というセリフがあった 【8】

・ミサト「作ったのはあんたでしょ?」→やや不機嫌そうなリツコとある 【8】

・リツコ「基礎理論と本体を作ったのは、母さんよ」 この段階ではここでサブタイが入っていた 【8】

マコト「無理もないっすよ」の発言のあとに
マコト「あれ?ここの変質度に、差がありますけど」
冬月「ああ。その施設は日本と取引があって、製造企業がバラバラなんだ。パーツごと」
マコト「政治はめんどうっスね」
冬「明日までに処置しておけ、碇がめんどうだからな」(フィルム通り
シゲル「了解」(フィルム通り)
冬月「(シゲルに)警報はいい。だが、下の赤城博士には知らせておけ。大事な実験中だからな。」というやりとりがあった 【9】

・ミサト、脚本段階では模擬体のテストにいなかったので、レーザーがATフィールドに弾かれてから「状況は!?」の台詞と共に登場 【13】

・ゲンドウ「警報止めろ!」→青葉気が付かず→冬月「(マイクに)警報停止!そう、停止だ!」→青葉あわてて反応。警報が止まるというやりとりがあった 【14】

・アナウンス「セントラル・ドグマ完全閉鎖。大深度施設、使徒に占拠されました」→アイキャッチ  

フィルムではここに入った冬月「使徒に対しどう攻める?」はそれよりもちょっと前に入っている 【16】

・ミサト「マギって人格移植OSなんでしょ?」とミサトが切り出し、「エヴァにも使われているのよ」とリツコが返す(フィルムだとミサトは人格移植OSはエヴァに使われている技術だと知っているが、マギにも使われている技術とは知らない。脚本だとその逆) 【30】

・脚本決定稿だとNERV本部自爆までの秒読みアナウンスはなし 【32】

・フィルムだとカスパーからメルキオールまで一瞬で青い光が走るが、脚本決定稿だと、自爆が中止されたあとに、若干時間がかかっている 【33】

・ミサト「今日はおしゃべりじゃない」のあとにリツコ「たまにはね。あなたの気持ちもわかるような気がするわ」というセリフアリ 【35】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第拾弐話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉より https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%883%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173491

・セカンドインパクト,フィルムでは見にくいが作業員の死体がいっぱい転がってる 【150】

・ミサト父の手でぶらさがってるのは皮。レバーを引くところでは中指と薬指のみ(他の指は使い物にならないため) 【151】

・アダム 「悪魔のような光の翼」とのこと 【155】

・ミサトさんが光の柱を見てるカット、ナディア3話の波の原画を利用 【156】

・この回で鏡を見ているミサトの床、珍しくあまり散らかってない 【157】

・やっぱり何のことだかわかってないがケンスケにならって礼をするトウジ(「よくわからんけどココは礼をせんにゃあいかんのや!」と思い込んでいる)とある【164】


・ミサトの襟の三佐の証 (「よくわかってないけどうなづくお調子者のトウジ」)とある 【166】

・水溶液に浸かっている3つのシミュレーションプラグを正面から見た没カットあり 【168】

・シンジ「あの,昇進おめでとうございます」 ここのシンジ,(「車内の重い沈黙に耐え切れず」)とある 【174】

この回はシンジがミサトに気を遣うシーンが多い
(ミサトの大人としてのダメっぷりも出ている) 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「そうて人の顔色ばかり気にしてるからよ」(「少し冷たく言うミサト」)とある 【175】

問題のシーン あれで少し…? 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・この段階でもミサトさんのタスキは「おめでとう」のタスキ 【177】

・パーティーのシンジ (こういう場になじめない)とある 【178】

・ここでもペンペンを抱いているヒカリ。
ヒカリ&アスカ「ねぇ~♡」 ちと表層的な女の友情とある (ここちと表層的なのか…) 【179】

引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・騒いでるトウジら、「4人アドリブ」とある(どおりで)  【179】

・シンジ「昇進ですか・・・」 「シンジとりつくように話題をさがして」とある 【181】

このやりとりはコンテ見ないと分からん 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・ミサト「さて,昔のことなんで忘れちゃった」 とぼける→(「釈然としないシンジ」)→(「それをうかがうミサト」) 【183】

シンジとミサトのやりとり 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・シンジ「お父さんここにいないんですか?」とある(ここフィルムでは「「父さん」呼び) 【185】

・冬月「その傲慢がry」 (「碇のことを非難しているわけではない」)とのコメント 【188】

・カバンからグルメMAPを取り出すアスカ→唖然とするシンジ((アスカが)「マジに考えてたので」)とある 【207】

・C174~180欠(おそらく脚本決定稿にあるミサトさんと加持さんの会話)とある 【208】

たぶんここにミサトさんと加持さんの会話があった 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・シンジ「中央発令所初めて入った」 アスカ「私も,現場のパイロットには関係ないもの」のカットこの段階でもあり 【210】

・アスカ「シンジはどうなのよ」 シンジ「わからない」 アスカ「わからないって、アンタバカ?」 シンジの言葉にあきれつつも軽い怒り 【212】

・シンジ「そうかもしれない」 (いつもみたくムキにならないシンジに拍子抜けするアスカは決定稿と同じ) 【212】

・サハクィエル戦のATフィールド  (「この辺の処理は庵野までよろしく」)とのコメント(ATフィールドは庵野さんのイメージが大きいのかな) 【237】

・とどめのアスカ&弐号機は3話のシャムシエル戦のナイフの裏トレス 【239】

・綾波はこの段階ではノリラーメンだがアスカはフカヒレチャーシュー大盛(フィルムと同じ)である 【246】

・コンテ完成日 95年8月16日 「あと半分強もある・・・」と書いてある 【247】

第1話放映まであと1か月もない 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房
カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第拾弐話)

EVANGELION ORIGINAL〈2〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%881%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173211

・セカンドインパクトのカット,この段階だと光の巨人は映っていない 【4】

・この時点でのアダムの翼は2枚(フィルムだと4枚) 【4】

・この段階だと3バカの後にアスカがびしょびしょになって帰ってくる 【7】

・ミサトの昇進の件,やっぱりトウジもよくわかってないが合わせてるだけ 【8】

大半の視聴者が思った通りここのトウジはケンスケに合わせてるだけ 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・「(少し冷たい感じで)そうして,人の顔色ばかり気にしてるからよ」 【12】

・ミサトさん昇進祝いパーティーの前に,「今晩暇か?」と学校でシンジに聞くケンスケとトウジの描写あり 【12】

・ミサトがかけてる「祝!三佐昇進!」のタスキ、この段階では「おめでとう」(内容一考) 【12】

・アスカとトウジがガヤガヤ言い合いしてるシーン (ヒカリはトウジに気があるニュアンスを入れる)とある 【14】

フィルムではここでヒカリがトウジに気のある描写は入らなかった 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房


・ゲンドウ「生物として,生きたままね」(フィルムだと「生きたままだ」) 【16】

・冬月「人が生き,使徒のいない世界を望むよ」 【17】

・マコト「20分前に突然現れました」(フィルムだと2分前) (20分前だと遅すぎる罠) 【17】

・脚本だと「N2高空爆雷」と書かれているがフィルムだと「N2航空爆雷」(アニメ見てるだけじゃわからんだろ) 【18】

・アスカ「え~手で受け止める!?」の部屋。この段階だとジオフロント内の公園も検討されていた 【21】

・綾波「肉,キライだもの」のあとにミサトと加持のこういうシーンがあった


加持は大きめのトランクを持っている
加持「やっ」 ミサト「まだいたの?」 加持「そりゃまたごあいさつだな。最後の便で撤退するよ。」
ミサト「(ふざけて)あぁあらそう。(マジに)早い方がいいわ」 加持「しかし,相変わらず無茶な作戦を立てるな,葛城」
ミサト「(向こうを向き)反対意見なら聞かないわよ」 加持「俺の仕事は監察だ。作戦指導の権限はないさ。」
ミサト「なら,けっこう」 加持「ただ,今回はやばいんじゃないか」
ミサト「私は使徒から逃げるわけにはいかないのよ。絶対に」 加持「そうだったな。ただ,私怨で仕事するのは,他人が迷惑するだけだ」
ミサト「覚悟の上よ」 加持「まっ死ぬなよ。三佐殿」

特筆すべきは加持さんもミサトさんの嫌な部分をちゃんとわかってるということ。そしてリツコさんと同じように他人が迷惑すると口に出して指摘するところ。ミサトさん寄りの加持さんが言うからこそ印象的である  【24】 

フィルムにはなかったかなり重要なミサトさんと加持さんの会話シーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房 

・エスカレーターに乗ってるシンジとアスカの会話が若干違う

シンジ「さっきのが中央発令所か。初めて入ったよ」 アスカ「私も。現場のパイロットには関係ないもの」 【26】

・アスカ「わからないって、アンタバカ?」 シンジ「そうかもしれない」 (いつもみたくシンジがムキにならないので拍子抜けするアスカ)とある 【27】

・フィルムではウォークマンを聞いているアスカ この段階では鼻歌だった 【28】

・ミサトさんの回想 場所は高台(「他に何かいいばしょないか?」) とのコメント 【28】

・自分の研究,夢の中に生きる人だったというミサトの話を聞いて「父さんと同じだ。」というシンジのセリフは確信をついている。
その後に続く「心の弱い,家族という現実から逃げてばかりいた人だったのよ。」という人物だからである。(これは自分の感想) 【28】

台詞の流れがフィルムとは若干違う

シンジ「では,僕はなぜエヴァに乗っているんだろう」→回想ミサト「父の呪縛から逃れるために」→回想シンジ「逃げちゃだめだ×3」→シンジ「そう,逃げちゃダメだ」という流れとなっている。(こっちのほうが①ミサトは使徒へ復讐する,父の呪縛から逃れるために戦っている→②シンジはなぜエヴァに乗って戦っている?という流れになっているので両者の父への想いの対比がわかりやすい)

・この直後にインサートされる映像は(「何かから逃げているシンジ」)とのこと【28】

・この段階ではエヴァたちのクラウチングスタートなし 【30】

・ここのエヴァ音速を超えているとある(少なくともこの段階では) 【31】

・綾波「アスカッ!フィールド全開!」(綾波の「アスカ」呼び・・・) 【31】

キャラが固まってないのかアスカの名前を呼ぶ綾波 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・サハクィエル戦勝利後にフィルムにはないシーン
シンジ「みんな無事?」 笑顔のアスカと綾波がシンジのモニターに映る→満足そうな笑顔になるシンジ
→アスカ「さて,ミサトに,たっかいステーキおごってもらわなくっちゃ」 【33】

・その後発令所 
マヤ「第三芦ノ湖の誕生ですね」 マコト「この程度の被害で済むとは運がいいですね」
リツコ「ホント,首がつながってよかったわね。葛城三佐。」 という会話あり 【33】

・この段階では「初号機を破損」ではなく「初号機を大破」 【34】

・綾波「あたし,ノリラーメン」(『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』はアドリブなのは有名な話) 【36】
・ちなみにアスカはこの段階では『ネギラーメン』 【36】

・アスカ「(あきれ気味に)あんた,そんなことで乗ってんの?・・・ホントにバカね(「やさしさ有り!」)と書かれている 【36】

ここのアスカの台詞にはシンジへの優しさがあるとのこと 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房
カテゴリー
絵コンテ

エヴァの絵コンテを読んで分かるフィルムとの違い、気づいた箇所等(第拾壱話)

新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉より https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%B5%B5%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E9%9B%86%E3%80%883%E3%80%89-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4829173491

・脚本決定稿と同じくS2機関に関する話題そのままあり 【15~17】

フィルムにはないS2機関についての会話 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈3〉富士見書房

・アスカ「壊れてんじゃないのこれ~!」 (「振り返って怒るか?一考」)とのコメント 【33】

・1話に出てきたの国連軍の3人 「使徒がいつ第3新東京市に付くか賭けでもするかね?」とのセリフアリ(脚本決定稿でもあった) 【37】

・綾波「こっちの第7ルートから下に入れるわ」(アスカが行こうとしてた方の逆を指して) (「レイはアスカに水を差すつもりはない」)とのコメント 【45】

・脚本決定稿にあったNERV本部が迷路のように複雑なのはテロ対策だという話あり 【52】

フィルムでは説明はなかったがこの設定は生きている 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈2〉富士見書房

・エレベーターの中のミサトさんと加地さん ミサト「上見ないでって言ってるでしょ」 加持「ああ、すまんすまん」(手を合わせて謝る) 
バランスを崩す→二人で万歳のポーズをとってことなきを得るというカットがあった 【55】

・この時点での英文サブタイ 『PANIC IN GEO FRONT』 【61】

・シンジ&アスカ「日向さんだ。おお~い!」 (「やっぱ知っている人の声はこんな時にはうれしいっス」)とのコメント 【66】

・アスカ「で、近道ってどこ?」 (「道を間違えていたのは自分でもわかっていたが自分が選んだ手前それを言えなかったアスカにはレイの発言は「救いの手」である。その気持ちが素直に顔に出るタイプの女の子です」) とのコメント 【67】

・脚本決定稿にもフィルムにもない加持とミサトのシーン 

ミサト「静かね」 加持「ああ」 加持「なあ、葛城」 ミサト「ごめん。今は言わないで」 加持「--そうか」 (エレベーターの両端に座り込んでる二人) 
加持「しかしあれだな、このままだといずれトイレの問題が出てくるな」 ミサト「それは一大事ね」 話題をそらすためわざと明るく話す加持、その気遣いが少しうれしいミサト 【70】
(ここで加持さんが話そうとしたことはおそらく過去のことではないかとEVA友の会には書いてある)

フィルムではこの話のラストでミサトが「漏れちゃう~!」と言っているが、その前段階の会話がここにある 
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈2〉富士見書房

・上り坂だから変というシンジに反論するアスカ (「自分でもそう思うが口には絶対しないアスカ」)とのコメント 【73】

・アスカがドアを蹴破るとこ (「パンツ見えないように工夫よろしく」) とのコメント 【75】

・マトリエルにビビった後のアスカに対して冷たい眼差しの綾波とシンジ。(抗議含む) と書いてある 【78】

・綾波「こっちよ」の後のアスカ (「かなりくやしい」) と書いてある 【83】

・リツコ「大丈夫。あの子たちは必ず来るわ」 (「碇の気持ちを代弁してる」) とある 【88】

・「ファーストって怖い子ね」 (「少し本音をもらすアスカとのコメント」)  本音らしい。 【89】

・リツコ「あんたたち!」 脚本決定稿では「あなたたち!」で(「あきれと喜びの気持ち」)と書いてあるがコンテでは(「驚喜」)と書いてある 【94】

・リツコ「よし、いけるわ 発進!」  (「イケイケのリツコ 」)と書かれている 【106】

・この話でエヴァ3機が登る立て穴は6話でラミエルが空けた穴である(「#6の使徒が掘った後」) と書かれている 【109】

衝撃の事実
引用:新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集〈2〉富士見書房

・アスカ「GO!」 (「独語にするか?」)とのコメント(結局ドイツ語になった) 【126】

・アスカ「これで借りは返したわよ」 シンジ「うん」 (「アスカを少し理解する」) とのコメント 【136】

・ミサト「漏れちゃう~」なし 【138】

・最後にエレベーターの中でこけてみんなに発見される加持とミサト (「ストレートな下品にならないようにお願いします」) とのコメント 【139】

・コンテ完成日 95年5月17日 【141】

カテゴリー
脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第拾壱話)

EVANGELION ORIGINAL〈2〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%881%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173211

・フィルムにはないシーンあり(零号機の稼働時間延長試験でS2機関の話題が出る。) 内容は以下の通り

リツコ「0.01だけ下げて、やってみましょう」 マヤ「了解」 

リツコ「これでだめならもう、S2機関に頼るしかないわね。」 男「S2機関?」 リツコ「スーパー・ソレロイド・エンジン。第4使徒から回収した機関区らしきものよ」 
男「修復してるんですか?」 リツコ「ドイツの第2支部でね。基礎理論ですら推測に過ぎない、未知のエネルギーなのに。」 
男「また使徒の技術の流用ですか」 リツコ「贅沢、言えないわ。情けないけど、これが人類の限界なのよ。なりふりかまってられないのよ、すでにね。(気を取り直して)さ、再起動実験始めるわよ」【6】

フィルムにはないS2機関の会話 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・シンジ「こんな時だけ、人に頼るんだもんな~!」なし 【16】

・選挙カーの高橋覗、この回の作画を担当したジブリのP高橋望から 【17】

・フィルムにないシーンあり(複雑怪奇な地下構造はテロ対策だという説明台詞) 内容は下記のとおり

アスカ「なんで駅からこんなに歩かなくちゃいけないのよ。せっかくの計画都市なんだから、もっと近くに本部を作ってくれてもよかったのに。」 アスカ「おまけにやたらと複雑怪奇な地下構造」 シンジ「ミサトさんがよく迷うわけだよ。なんでもっと簡単にしなかったんだろ?」 
綾波「テロ対策なの」 シンジ「テロ?何それ?」 アスカ「私たちのすることに文句のある人たちよ」 綾波「そういった外部からの侵入を防ぐために、わざとこんな作りにしてあるの」   
エレベーターの加持「ま、生きる努力を捨てた連中は、とかく他人を巻き込みたがるからな」 ミサト「じゃまくさいやつらね」【18】

NERV本部が迷路みたいになっている理由の説明(フィルムにはないが大事なシーン) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈2〉富士見書房

・青葉「被害状況です。電線の物理的な切断が27か所。プログラム操作による巧妙な隠ぺい工作が16か所」(先のやりとりもだが、フィルム段階だと停電は人間がやった感が強い) 【19】

・縦穴から落ちる時の初号機、肩のナイフ飛び出しで止まる(フィルムだと手) 【32】

・アスカ「ゲーエン!」なし(ちなみにゲーエンとはドイツ語で「いくぞ」の意) 【34】

・ミサト「漏れちゃう~」なし 【35】

・この段階では星を見てる3人のシーンにシゲルがギター引いてるシーンはない(どうやらもっと前の段階のシーンみたい) 【36】