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それをなすもの―「新世紀エヴァンゲリオン」コンセプトデザインワークス 気になったとこまとめ

・すべてのエヴァの中で最初に色が決まったのが零号機。

・山下いくと氏は「エヴァはその存在の本質を見せるようにすべて警戒色なわけで、零号機(改)の青白のカラーリングはいただけません」と言っている。【15】

・「B社のやたらでかいプラモ」デザイン改修用に準備した初号機のデザインが載っている。ひどくレスポンスの悪い対応に泣かされたあげく、通告もなしにいつのまにか山下改修案は立ち消えた。なんの滞りもなくプラモが出たところを見るに段取りは既に決まっていて、そこに山下の意見を組んでくれる隙なんて果たしてあったのだろうか?と思っているとのこと。(間違いなくPGエヴァのこと)【18】

・エヴァのデザインについて庵野監督から「シルエットを見ただけでそのロボットと分からなくてはダメ。ましてや、他の何かに似ているようでは、お話にならない」という旨を事前に聞いていた。(よく庵野さんが言っている持論。ガンバスターが一つ目なのはそういう意味では失敗だったかも等とよくインタビューでも言っている)【26】

・OP等で見られる『新世紀エヴァンゲリオン』というタイトルロゴは山下さんデザインっぽい。【32】

・エヴァのアーマーは内側全体から針麻酔のような端子が剣山のようにジャキーンと生えてきて身体に引っ付いている。(少なくとも山下さんの中の設定ではそう)【35】

・2話のコンテで初号機暴走シーンで「中には何故か生物的な歯」という一文があることについて山下さんからガイナ(庵野さん?)に設定の質問をしている

(①演出的な面白さで歯のようなパーツが見えているのか②暴走状態のエヴァがその場で急速に獲得した形態なのかについて【35】

・エヴァの素体にはもともと目はない。2話で目を開いたのは必要だから獲得したものと考えてくださいとのこと。【40】

・テレビでの大量の流血シーンは問題なのでは?と思われたのでエヴァは当初淡く光る青い血を流す巨人だった。(2話脚本決定稿時点でもエヴァの血は緑色)【41】

・弐号機のイメージは『超兄貴』ラストステージ前に「セクシ~ダイナマ~イッ!」という掛け声とともに出てくる競泳用ゴーグルをかけたシンクロナイズな兄貴にひらめきを得ている。【44】

・常にエヴァにはダイバーのようなイメージを持っている。【44】

・ロンギヌスの槍の企画会議の時に決められた設定。
 「人類が生まれるまでに非常に高度なテクノロジーをもつ先史文明が地球上に二相存在し、最初の文明がエヴァを作ってそれが原因で滅び、次の文明がロンギヌスの槍を作ってエヴァを封じ込めに成功、後に何者かがエヴァを復活させたときの対抗策、いわば全自動の安全装置として使徒を眠らせた。」
 (「当事者間でもすでに話が暴走している今となってはどうか走りませんが」とのこと)【45】

・「エントリープラグが高深度にいくと精神汚染を受ける」という設定はデザイン時点である。【46】

・エヴァのコクピットは元々胸にある設定だった。【52】

・庵野監督が述べた胸の条件として「コクピットがあること、胸板を薄くすること」の2つがあったが、そりゃムリだと思ったので背中のど真ん中、脊椎を通すことにして事後承諾を得て、『エントリープラグ』という名称も勝手に決めてしまった。【52】

・山下さんが庵野さんに「零号機から飛び出たエントリープラグは天井ガリガリやって部屋の四隅をガンゴンやって、燃料切れになったところでパラシュートは開くんだけど間に合わないんすよ」と言ったら本当にアニメでそれが使われてて設定冥利に尽きると思った。【52】

・エヴァの『ケージ』 「ハンガーではピンとこないし」との庵野さんに「飼育カゴのケージか、測定する意味あいからゲージにしよう」と山下さんが言ったことに発している。【55】

・初号機と弐号機の使っているナイフのデザインは山下さんではない。「現実のものをスケールアップするのは、おそらく監督の趣味でしょう」とのこと。【61】

・ATフィールドというネーミングはガイナスタッフの手によるものと書かれている。(庵野さんネーミングじゃなかったっけ?)【62】

・「弐号機は空を飛ぶ(というよりは、おっこちていくダイビング)装備があったはずなのですが、途中から設定を要求されなくて没になった。エヴァを飛ばそうというのも大変なことですが、落下中のエヴァでなければ戦えない敵の話を考えるのはもっと大変だったようです。」とのこと。(後にこのアイディアは新劇場版での弐号機S型装備へリサイクルされた)【67】

・ニュータイプ表紙案に「雪を見上げている初号機」の案があった。(結局マゴロクを抜こうとしている超カッコいい初号機が採用された)【69】

おそらくエヴァ+雪を描いた最初のイラスト 
引用:新世紀エヴァンゲリオン」コンセプトデザインワークス それをなすもの 株式会社角川書店 ニュータイプ  

・ニュータイプ100%コレクションの表紙の初号機の画はもともと「マゴロクの画が使われたニュータイプの表紙の第一案」だった。見た瞬間何が描いてあるかわからないデザインは避けることとなり使われなかったが、庵野さんはこのイラストの構図にご執心だったので、いつか世に出す機会もあるかもとクリンナップを済ませて眠らせていたとのこと。【70】

・山下さん案の量産型エヴァが載っている。(採用された量産型エヴァは本田さんデザイン)【85・88】
 
・山下さんは劇場版の記者会見に参加しており、そこで量産型エヴァの話をしていたので、本田さんデザインの量産型を見た時に「このデザインを俺が描いたと誤解されるのはマズい…」と恐怖を感じた。
 
・そのため山下さんは

①劇場版パンフへのコメントを断った。

②スタッフロールでの山下さんの肩書変更を要求

③ニュータイプに山下さんデザインの量産型を載せた。

・山下さんは劇場版の量産型のデザインが気に食わないとかそんなことは全く思っていない。(本田さんデザインじゃないとあの演出や効果は出せなかっただろうと思うため) 【88】

・鶴巻さん:企画書に描かれている通り零号機と弐号機の色は当初から決まっていたが初号機はなかなか決まらなかった。庵野さんや貞本さんと塗り絵みたくして何十枚もカラーリングした。
 
・鶴巻さん:熟考の末、グレー系のミリタリーカラーに落ち着いたある日、山下いくとさんが紫のカラーリングの初号機を送ってきた。

・紫=「紫色のポルシェ911カレラカブリオレにはホモの弁護士が乗っているらしい」や「紫色のトヨタソアラには頭の悪そうなエナメル履いた兄ちゃん」のイメージがあった鶴巻さんはそれを見て「えげつなー」と思った。だが、初号機は狂暴な野獣であるし、警戒色なので紫というのは「これで正解なのだ」と思っている。【112】

・山下さん:最初は主人公のメカをデザインする担当の人は別にいた。山下さんはその周りのメカなり雑多なものをやってくれと言われていたが、アニメだとそういうものは量がものすごく多くなるので一度断った。 
 それからしばらくして山下さんに主人公メカをやってくれという話が来た。【114】
     
・エヴァの初期の設定は「学園モノのロボットアニメ」だった【114】

・最初はエヴァが原子炉を引っ張って歩くという案もあった。【115】

・庵野監督は「基本的に電気で動かしたい」と言っていた。【115】

・きお誠児さん:ジオフロントの私なりのこだわりとしては「森と川」 庵野さんのこだわりは「天井ビル」【131】 

・ミサトさんの車をアルピーヌ・ルノーにしたいと言ったのは貞本さん【138】 

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