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ブックレット

リニューアルDVD単巻版付属ブックレット

【Vol.1】

・第弐話は第壱話に続き、庵野監督と福監督の摩砂雪さんが絵コンテを担当。摩砂雪さんはメカアクション中心の話を多く担当。

・初号機VSサキエル戦は作画監督の本田雄さんとガイナ若手エースの吉成曜さんが原画を担当。

・マンションでミサトがビールを飲み、シンジに風呂を勧めるあたりの原画はOPの作画にも参加している長谷川眞也さんが担当。

・第四話はシリーズ構成的に一度オミットされた話であり、第参話の次には第伍話にあたるエピソードが予定されていた。だが、制作を進めるうちに、第参話の後にシンジと周辺の人間関係を描く必要があるのでは、という意見がスタッフ内から出され、当初考えられていた内容を大幅に変更してこのエピソードが作られた。

・そのためこの話の脚本は第伍話の脚本が決定稿になった後に書かれている。

・第伍話は全エピソードで庵野監督がプロット・脚本に直接手を入れていない唯一のエピソードという記述あり。(コンテには庵野さんが描いたと思われるカットがあるため、このブックレットの筆者流石だなぁと思う)

・絵コンテの甚目喜一さんはセーラームーン等で知られる佐藤順一さんがロボアニメに参加する際に使用するペンネーム。この後もエヴァでは戦闘シーンがほとんどないドラマ中心のエピソードを手掛けることになる。

・薩川昭夫さんは実写映画『屋根裏の散歩者』などを手掛けた脚本家。ナディアにも参加。

【Vol.2】

・第伍話の絵コンテは第四話と同じく甚目喜一さんが担当。

・薩川・甚目・鈴木のトリオはこの後も第拾伍話・第弐拾壱話とドラマ中心のエピソードを手掛ける。

・ヤシマ作戦のネーミングの元になった二つの事象についての説明あり

・第八話と第九話は樋口真嗣さんが絵コンテを担当。作画監督は第弐話に引き続き本田雄さん。

・第八話と第九話はノリがナディアの島編と近いためスタッフ内で「島編」と呼ばれていたとか。と記述あり(これ、このブックレットでしか見たことない情報なんだよな…)

【Vol.3】

・5.1ch化には半年かかった。

・録り足した台詞は庵野監督が制作当時の構想にあったものの、2chステレオの音響では入れると情報過多となりかえって聴きづらくなるであろうとの意図で録音しなかったもの。あるいは、音声に関して情報の密度が低かった部分を引き締めるために追加したもの。

・追加録音でのオリジナルキャストはMAGI役の林原さんのみ。

・音響リニューアルの基本コンセプトは「オリジナルを尊重すること」

・第八話から第拾弐話までの5エピソードは登場人物が気持ちを一つにして使徒を倒すというプロットとなっている。(ちょっと考えすぎでは?)

・アスカか綾波に声をかける時に高い位置にいるのは庵野監督のアスカに関する演出プランの一つに「挨拶するときに相手よりも高い場所に立つことを心掛けている少女」があったため。第八話でもエスカレーターの上からシンジに声をかけている。

・イスラフェルとの最初の戦闘は『影枝』のキャラデザで知られる木崎文智さん。6日間の特訓シーンは摩砂雪さん。62秒の戦いは前半が『星界の紋章』で知られる渡部圭祐さん、後半が『カウボーイビバップ』で知られる中村豊さん。ラストのシンジとアスカのやりとりは小倉陣利さんが担当。長谷川眞也さんが原画を描いたのはシンジがアスカにキスをしそうになるシーン。

・第拾壱話のラストで青葉シゲルがシンジたちの脇でギターを弾きながら歌を唄うという案もあった。

・サンダルフォンの元ネタはアノマロカリス。アノマロカリスは1994年にNHKスペシャルで取り上げられ、当時は話題の生物だった。

・第拾壱話の英文サブタイは『地球の静止する日』より。

・国連の人たちはマトリエルのことを第8の使徒と呼んでいるため、アレが第9の使徒なのはネルフ側だけが知っている情報なのだろうと書いてある。

・第拾壱話の作画はジブリが担当。市議選率候補者の高橋覗はジブリのプロデューサーである高橋望から来ている。

・ニンニクラーメンチャーシュー抜きはアドリブであり、アフレコ台本ではノリラーメンだったと書かれている。

【Vol.4】

・リニューアル版DVDの映像リマスターをいかなる方法で行うかの決定に6ヶ月かかった。

・オリジナルネガからのテレシネ作業(フィルムからビデオソフトへの変換作業のこと)には主流となっているドライテレシネではなくウェットテレシネという方式を選択。これは細部のシャープネスの向上よりも全体の質感の向上を重視し、フィルム上の傷の除去を効率的に行うこと、16mmフィルムのテレシネ走行時の画の揺れを最小限に抑え込むことを優先したため。

・フィルム作品であるために生じる画面の揺れを軽減させるために、レジストレーション・ピンを使用。フィルムをより強固に固定することで揺れは誰の目にも明らかなほどに軽減された。

・TV版OP・ED・劇場版についてはソースが35mmフィルムであることから、クリアかつ高解像度、発色のいい画像を得ることを優先させ、最新のドライテレシネを採用。

・更にHDで収録を行い、以降のプロセスは最適なビデオエンコードとするために全て24Pで処理している。

・第拾六話と予告編の一部カットに関しては、過去に現像所から16mmオリジナルネガが紛失しているため、35mmインターネガからテレシネを行っている。

・フィルム作品において生じるカットとカットを繋ぐために使用した接着剤の跡も全コマに渡って消去した。それによりフル画角の再現も可能となった。

・塗りミスの修正、ディテールの追加等のリテイクも行われている。(リツコさんの眉毛ってこのタイミングで直ったんだっけ?)

・ビデオ画面上のデジタル修正が多いが、セル画をリペイントし、再撮影したカットもある。

・作業に庵野監督・摩砂雪さん、鶴巻さんが立ち会っている。色補正、音付けに至るまですべてに監督が参加するのは稀だとのこと。

・拾参話のアイディア・プロットは磯光雄さんが提出したもの。

・磯光さんはこの話だけでなく本作の根幹にかかわる設定に関して多くのアイディアを出している。

・「セントラルドグマ」とは遺伝情報がDNA→RNA→タンパク質と伝達されていく遺伝情報の流れのこと。

・拾参話の作画はプロダクションI.Gが担当。

・第拾四話は東京地方では1月3日の朝8時に放送された。なので総集編的な話として作られた。

・この回の新たに作画された動画枚数はわずか500枚。

・第拾四話のBパート頭の綾波のモノローグがエヴァで内的宇宙を本格的に描いた初のシーンと書かれている。(てっきり第拾六話の電車のシーンかと)

・マルドゥックとは50の名前を持つといわれるバビロニアの神の名前から。エヴァでは108だったが原典だと50。

・「ホメオスタシスとトランジスタシス両方持っているのが人間である」という考えは本作独自のものらしい。(知らんかった…)

・第拾六話の英文サブタイの話がここでも解説されている。

【Vol.5】

・第拾七話~第拾九話は「フォースチルドレン三部作」と呼ばれる。(とあるが、この呼び名このブックレット以外で見たことないような…。個人的に第拾九話がこの中に入っているのが昔から違和感がある。だってトウジの出番速攻で終わるじゃん)

・第拾七話・第拾八話は樋口さんが脚本を担当。

・第拾八話ではミサトとクラスメイトの関係をシンジが失うため、その前の話でたっぷりとそれらを描いたと書いてある。(これは樋口さんのインタビューでも同じこと言ってた気がする)

・シンジたちの学校はいつ無くなってもおかしくない存在であるという脆さを描き出したいと思ったそうだ。とある。(良く調べてるなぁこのブックレットのライター)

・第拾八話は第拾参話と同じくプロダクションI.Gが制作協力をしたエピソード。

・第拾八話冒頭で英語オペレーターを務めたのはガイナックスの社員の外国人とその友人の夫婦。

・第拾八話の英文サブタイは「両価性」。元々精神分析の用語。

・「シンジが決意したのに使徒を倒すのは暴走した初号機というのがエヴァらしい」とここでも書かれている。(よく言われる)

・拾九話の英文サブタイの意味は「接取」

・LD&VHSの30秒バージョン予告ではミスで「人のかたち 心のかたち」と言ってしまっていたが今回のリニューアルでそのミスは直された。

・30秒バージョンの予告は全てLD&VHSリリース時に作られたものと書かれている。

【Vol.6】

・第弐拾話では加持さんが撃たれたカットと次のシーンのつながりを変更して加持さんを撃ったのはミサトさんではないと導いているとある。

・第弐拾弐話のアスカの義母との会話は宮村さんにおまかせであった。

【Vol.7】

・「渚」は綾波の「波」と対になっているとある。

【Vol.8】

・第弐拾伍話の英文サブタイの元ネタは不特定人物の対話で進められる独特のスタイルの作風らしい。第弐拾伍話はそれを連想させるとある。

・第弐拾六話のペーパーアニメの作画を担当したのは庵野さんと吉成曜さん。

・もう一つの世界でゲンドウが呼んでいる新聞の「MPEG2」はTV放映版・LD&VHS版での表記。リニューアル版で「MGEGX」に修正された。

・サンゴ礁の地球は補完計画によって変貌した地球であるようだと書かれている。

【劇場版】

・DEATH編は庵野総監督の下、薩川さんが構成を担当。その構成に沿って摩砂雪監督がカッティングしている。

+DEATH編リテイク部分の作画監督は摩砂雪さん。原画のリテイク作業には庵野さんと貞本さんが参加。クオリティ向上のために背景や撮影のリテイクも行われている。

・第25話の演出以降の作業は全面的に鶴巻さんに任されていた。

・第25話はTVシリーズ制作中に書かれた第弐拾伍話の脚本をベースにしている。

・第26話はセル画を何枚も重ねたり裏返しにして撮影しているシーンがある。(どこかは言わなくても分かると思うが)

・ラストシーンは元々「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」だったがアフレコ現場での庵野監督の判断で現在のものに変えられたとの記述がここにもあり。

【感想】

自分はこのリニューアル版DVDからエヴァに入ったのでこのブックレットはとても思い入れがあったりする。(中学生の時めちゃくちゃ読み込んだ)

劇場版まで読んで気づいたがこれの記述小黒さんだな?(誰が書いたかの記述がどこにもないんだよな)

ちなみにこのブックレットは単巻版だけに付属しているもので、先に発売されたBOX版には付属されていないらしい。(驚き)

俺がBOX版購入者だったらたぶんキレると思う。

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