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脚本

エヴァの脚本決定稿を読んで分かるフィルムとの違い等(第弐拾四話)

EVANGELION ORIGINAL〈3〉より https://www.amazon.co.jp/EVANGELION-ORIGINAL%E3%80%883%E3%80%89-%E5%BA%B5%E9%87%8E-%E7%A7%80%E6%98%8E/dp/4829173238

・最初のシーン(全没)

冬月「フィフスチルドレン?」 ゲンドウ「そうだ。明日ドイツから空輸される」 冬月「マルドゥック期間を通さない5人目の子供か。キナ臭いな」 ゲンドウ「ああ。ゼーレからの贈り物だよ」
冬月「該当するエヴァの機体もないのにか?弐号機のコアを入れ替えさせるつもりか。」 ゲンドウ「あり得ない話ではない」 冬月「いずれにせよ、あの老人たちが送り込むのだ。ただの子供ではあるまい」
沈黙のゲンドウ。 冬月「死海文書にある最後の使徒。その出現を前に、厄介ごとが増えたな。」 →サブタイ  という流れ  【3】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・廃墟のアスカ (「何日も食していない様子」)と書かれている 【4】

・シンジ「綾波レイを、エヴァを、母さんを、何をしているんだ父さん?」となっている(フィルムだとエヴァをはない) 【6】

・その後没シーン

アナウンス「マギシステムの第156次定期検診は、予定通り行われます」 アナウンス「各フロアは通常位置にて待機してください」 ミサトのアップ ミサト(振り向いて)「碇司令は?」
シゲル「今日は、まだここには見えていません」 ミサト「リツコは?」 マヤ「今日は欠勤だそうです。マギの定期検診の日に休むだなんて、どうしたんでしょうね」 マコト「雪でも振るんじゃないかな?」
日向の軽口を尻目にマジ顔のミサト(心当たり、有) ミサト「・・・まさか、ね」【7】

引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・リツコとゲンドウのシーンの後没カットあり

地下鉄ホーム  

公衆電話の受話器を置くシンジの手。出てくるテレカ。  シンジ「イインチョウのところにもいない」 弐号機の前に立つシンジ。 「どこにいったんだろ・・・アスカ」
エレベーターの前に立つシンジ。 「でも会ってどうするんだ。綾波の話でもするのか?」 2話のバンクで開くエレベータ。躊躇するシンジ。エレベータの中のレイ。変わらぬその表情。
目線をそらすシンジ。閉まるドア。ただ、立ち尽くすのみのシンジ。というカット  その後 カヲル君との出会いのカットへ 【10】

2話のゲンドウのようにエレベーターにいる綾波を見て立ち尽くすシンジ 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・シンジの台詞「綾波。アスカ。ミサトさん。僕はどうしたら・・・どうすればいい?」 フィルムだと綾波ではなく母さん 【11】

・カヲルくん初登場シーンが微妙に違う 
ネルフ本部直上の荒野

爆音に交じって聞こえてくる歌声。
シンジとカヲルが見つめ合った時に降下してくる数基のVTOL。カヲルを囲むように円陣を組んでいる →カヲル「礼のない、無粋なお迎えだね」 カヲル「じゃ、シンジ君。また」
水辺を歩きながら去っていく少年。 呆然とするシンジ 【12】

フィルムとは微妙に違うカヲル君初登場シーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・エスカレーター カヲルくんと会った時にちょっと驚く綾波 理由は(待ち伏せが珍しいので) 【14】

・冬月「フィフスの少年がレイと接触したそうだ」 ゲンドウ「そうか」のあと 冬月「彼はレイの居場所を知らないはずだがな」 というセリフがあった 【15】

・ゲンドウのもうすぐだよ、ユイのシーン 初号機ではなく全裸で横たわっているレイを見ての台詞 
なお最初の台詞だけ違い、 「レイ、お前に残された時間は残り少ない」となっている(旧劇と一緒だ) 【20】

人間には時間がない=綾波の寿命のことも含まれているのか 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・自分の部屋でカヲルくんを回想する綾波のシーンはない 【20】

・シンジ「僕には何もすることが無かったから」の後に「生きることに僕は何もなかったから」というセリフがあった 【22】

・ミサトとマコト 「遠くから見ると恋人同士に見える」とある 【23】

・なおも降りてゆく少年と弐号機。少年の冷たい笑み(自嘲なのか・・・) とある 【28】

・結界のシーン微妙に違う
青葉「目標ロスト!」 マコト「そんなばかな・・・この至近距離ではありえないぞ!」 マヤ「いえ、初号機、弐号機共に反応が消えてます」 ミサト「まずい!最後の結界を張ったんだわ!」 【33】

フィルムでは「まさに結界か」 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・レイ登場時にシンジの「なんだ!?」なし 【35】

・カヲルくんの台詞が微妙に違う 「弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ。生の本能が強くなれば、融合を始めたと思うからね」 
「だが、このまま死ぬこともできる」は「このまま死なないこともできる」となっている 【36】

微妙にニュアンスが違う 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・カヲルくんを潰したあとにこういったシーンがあった

発令所  一斉に正常に戻るモニター  シゲル「映像、回復」 マコト「ATフィールド消滅、反応なし」 マヤ「エヴァ初号機発見」 マコト「目標の殲滅を確認しました」 沈黙のミサト 【38】

フィルムにはないシーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ゼーレの会議室 並ぶモノリス  
キール「アダムの子供である、使徒は全て滅んだ。残った最後の使徒は我々人類だけだ。」 キール「リリスに魂を宿し、不浄な世界を浄化する、約束の時は来たのだ」
(第2稿でもそうだったが、この段階でも「リリスに魂を宿す」ことと「人類を新生させる」ことがゼーレの目的として一緒くたに語られている

発令所
冬月「時は満ちたな」 ゲンドウ「ああ、全ては終わり、これから始まるのだ」 【39】

最後の使徒が人間だという情報が劇場版よりも先にもうここで出ている 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・白い壁に囲まれたケイジ  

手に血が付いた初号機を見つめているミサト「使徒は全て倒した。人類は生き残った。後に残った私の敵はーー」 ミサト、初号機の顔を見て
ミサト「このエヴァンゲリオンだけね」 何も語らない、エヴァ初号機 【39】

フィルムにはないシーン 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

・ラストシーン微妙に違う  

カヲルが座っていたガレキに同様に座るシンジ(フィルムだと首のない像に座ってたのでこれは無理) 
シンジ「初めて人から好きだって言われたんだ」→シンジにゆっくりと体を寄せるミサト。シンジ「カヲル君が生き残るべきだったんだ」 
→シンジを抱き寄せるミサト。素直に身を任せるシンジ 
冷たいね、ミサトさん等の会話は一緒 【39~41】

カヲルが座っていた場所が変わったのでこのシーンも変更 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房
フィルムとは違いシンジを抱き寄せるミサト(これは23話の手に触れるシーンとの対比になっているのだろうか) 
引用:EVANGELION ORIGINAL〈3〉富士見書房

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