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リニューアルDVD単巻版付属ブックレット

【Vol.1】

・第弐話は第壱話に続き、庵野監督と福監督の摩砂雪さんが絵コンテを担当。摩砂雪さんはメカアクション中心の話を多く担当。

・初号機VSサキエル戦は作画監督の本田雄さんとガイナ若手エースの吉成曜さんが原画を担当。

・マンションでミサトがビールを飲み、シンジに風呂を勧めるあたりの原画はOPの作画にも参加している長谷川眞也さんが担当。

・第四話はシリーズ構成的に一度オミットされた話であり、第参話の次には第伍話にあたるエピソードが予定されていた。だが、制作を進めるうちに、第参話の後にシンジと周辺の人間関係を描く必要があるのでは、という意見がスタッフ内から出され、当初考えられていた内容を大幅に変更してこのエピソードが作られた。

・そのためこの話の脚本は第伍話の脚本が決定稿になった後に書かれている。

・第伍話は全エピソードで庵野監督がプロット・脚本に直接手を入れていない唯一のエピソードという記述あり。(コンテには庵野さんが描いたと思われるカットがあるため、このブックレットの筆者流石だなぁと思う)

・絵コンテの甚目喜一さんはセーラームーン等で知られる佐藤順一さんがロボアニメに参加する際に使用するペンネーム。この後もエヴァでは戦闘シーンがほとんどないドラマ中心のエピソードを手掛けることになる。

・薩川昭夫さんは実写映画『屋根裏の散歩者』などを手掛けた脚本家。ナディアにも参加。

【Vol.2】

・第伍話の絵コンテは第四話と同じく甚目喜一さんが担当。

・薩川・甚目・鈴木のトリオはこの後も第拾伍話・第弐拾壱話とドラマ中心のエピソードを手掛ける。

・ヤシマ作戦のネーミングの元になった二つの事象についての説明あり

・第八話と第九話は樋口真嗣さんが絵コンテを担当。作画監督は第弐話に引き続き本田雄さん。

・第八話と第九話はノリがナディアの島編と近いためスタッフ内で「島編」と呼ばれていたとか。と記述あり(これ、このブックレットでしか見たことない情報なんだよな…)

【Vol.3】

・5.1ch化には半年かかった。

・録り足した台詞は庵野監督が制作当時の構想にあったものの、2chステレオの音響では入れると情報過多となりかえって聴きづらくなるであろうとの意図で録音しなかったもの。あるいは、音声に関して情報の密度が低かった部分を引き締めるために追加したもの。

・追加録音でのオリジナルキャストはMAGI役の林原さんのみ。

・音響リニューアルの基本コンセプトは「オリジナルを尊重すること」

・第八話から第拾弐話までの5エピソードは登場人物が気持ちを一つにして使徒を倒すというプロットとなっている。(ちょっと考えすぎでは?)

・アスカか綾波に声をかける時に高い位置にいるのは庵野監督のアスカに関する演出プランの一つに「挨拶するときに相手よりも高い場所に立つことを心掛けている少女」があったため。第八話でもエスカレーターの上からシンジに声をかけている。

・イスラフェルとの最初の戦闘は『影枝』のキャラデザで知られる木崎文智さん。6日間の特訓シーンは摩砂雪さん。62秒の戦いは前半が『星界の紋章』で知られる渡部圭祐さん、後半が『カウボーイビバップ』で知られる中村豊さん。ラストのシンジとアスカのやりとりは小倉陣利さんが担当。長谷川眞也さんが原画を描いたのはシンジがアスカにキスをしそうになるシーン。

・第拾壱話のラストで青葉シゲルがシンジたちの脇でギターを弾きながら歌を唄うという案もあった。

・サンダルフォンの元ネタはアノマロカリス。アノマロカリスは1994年にNHKスペシャルで取り上げられ、当時は話題の生物だった。

・第拾壱話の英文サブタイは『地球の静止する日』より。

・国連の人たちはマトリエルのことを第8の使徒と呼んでいるため、アレが第9の使徒なのはネルフ側だけが知っている情報なのだろうと書いてある。

・第拾壱話の作画はジブリが担当。市議選率候補者の高橋覗はジブリのプロデューサーである高橋望から来ている。

・ニンニクラーメンチャーシュー抜きはアドリブであり、アフレコ台本ではノリラーメンだったと書かれている。

【Vol.4】

・リニューアル版DVDの映像リマスターをいかなる方法で行うかの決定に6ヶ月かかった。

・オリジナルネガからのテレシネ作業(フィルムからビデオソフトへの変換作業のこと)には主流となっているドライテレシネではなくウェットテレシネという方式を選択。これは細部のシャープネスの向上よりも全体の質感の向上を重視し、フィルム上の傷の除去を効率的に行うこと、16mmフィルムのテレシネ走行時の画の揺れを最小限に抑え込むことを優先したため。

・フィルム作品であるために生じる画面の揺れを軽減させるために、レジストレーション・ピンを使用。フィルムをより強固に固定することで揺れは誰の目にも明らかなほどに軽減された。

・TV版OP・ED・劇場版についてはソースが35mmフィルムであることから、クリアかつ高解像度、発色のいい画像を得ることを優先させ、最新のドライテレシネを採用。

・更にHDで収録を行い、以降のプロセスは最適なビデオエンコードとするために全て24Pで処理している。

・第拾六話と予告編の一部カットに関しては、過去に現像所から16mmオリジナルネガが紛失しているため、35mmインターネガからテレシネを行っている。

・フィルム作品において生じるカットとカットを繋ぐために使用した接着剤の跡も全コマに渡って消去した。それによりフル画角の再現も可能となった。

・塗りミスの修正、ディテールの追加等のリテイクも行われている。(リツコさんの眉毛ってこのタイミングで直ったんだっけ?)

・ビデオ画面上のデジタル修正が多いが、セル画をリペイントし、再撮影したカットもある。

・作業に庵野監督・摩砂雪さん、鶴巻さんが立ち会っている。色補正、音付けに至るまですべてに監督が参加するのは稀だとのこと。

・拾参話のアイディア・プロットは磯光雄さんが提出したもの。

・磯光さんはこの話だけでなく本作の根幹にかかわる設定に関して多くのアイディアを出している。

・「セントラルドグマ」とは遺伝情報がDNA→RNA→タンパク質と伝達されていく遺伝情報の流れのこと。

・拾参話の作画はプロダクションI.Gが担当。

・第拾四話は東京地方では1月3日の朝8時に放送された。なので総集編的な話として作られた。

・この回の新たに作画された動画枚数はわずか500枚。

・第拾四話のBパート頭の綾波のモノローグがエヴァで内的宇宙を本格的に描いた初のシーンと書かれている。(てっきり第拾六話の電車のシーンかと)

・マルドゥックとは50の名前を持つといわれるバビロニアの神の名前から。エヴァでは108だったが原典だと50。

・「ホメオスタシスとトランジスタシス両方持っているのが人間である」という考えは本作独自のものらしい。(知らんかった…)

・第拾六話の英文サブタイの話がここでも解説されている。

【Vol.5】

・第拾七話~第拾九話は「フォースチルドレン三部作」と呼ばれる。(とあるが、この呼び名このブックレット以外で見たことないような…。個人的に第拾九話がこの中に入っているのが昔から違和感がある。だってトウジの出番速攻で終わるじゃん)

・第拾七話・第拾八話は樋口さんが脚本を担当。

・第拾八話ではミサトとクラスメイトの関係をシンジが失うため、その前の話でたっぷりとそれらを描いたと書いてある。(これは樋口さんのインタビューでも同じこと言ってた気がする)

・シンジたちの学校はいつ無くなってもおかしくない存在であるという脆さを描き出したいと思ったそうだ。とある。(良く調べてるなぁこのブックレットのライター)

・第拾八話は第拾参話と同じくプロダクションI.Gが制作協力をしたエピソード。

・第拾八話冒頭で英語オペレーターを務めたのはガイナックスの社員の外国人とその友人の夫婦。

・第拾八話の英文サブタイは「両価性」。元々精神分析の用語。

・「シンジが決意したのに使徒を倒すのは暴走した初号機というのがエヴァらしい」とここでも書かれている。(よく言われる)

・拾九話の英文サブタイの意味は「接取」

・LD&VHSの30秒バージョン予告ではミスで「人のかたち 心のかたち」と言ってしまっていたが今回のリニューアルでそのミスは直された。

・30秒バージョンの予告は全てLD&VHSリリース時に作られたものと書かれている。

【Vol.6】

・第弐拾話では加持さんが撃たれたカットと次のシーンのつながりを変更して加持さんを撃ったのはミサトさんではないと導いているとある。

・第弐拾弐話のアスカの義母との会話は宮村さんにおまかせであった。

【Vol.7】

・「渚」は綾波の「波」と対になっているとある。

【Vol.8】

・第弐拾伍話の英文サブタイの元ネタは不特定人物の対話で進められる独特のスタイルの作風らしい。第弐拾伍話はそれを連想させるとある。

・第弐拾六話のペーパーアニメの作画を担当したのは庵野さんと吉成曜さん。

・もう一つの世界でゲンドウが呼んでいる新聞の「MPEG2」はTV放映版・LD&VHS版での表記。リニューアル版で「MGEGX」に修正された。

・サンゴ礁の地球は補完計画によって変貌した地球であるようだと書かれている。

【劇場版】

・DEATH編は庵野総監督の下、薩川さんが構成を担当。その構成に沿って摩砂雪監督がカッティングしている。

+DEATH編リテイク部分の作画監督は摩砂雪さん。原画のリテイク作業には庵野さんと貞本さんが参加。クオリティ向上のために背景や撮影のリテイクも行われている。

・第25話の演出以降の作業は全面的に鶴巻さんに任されていた。

・第25話はTVシリーズ制作中に書かれた第弐拾伍話の脚本をベースにしている。

・第26話はセル画を何枚も重ねたり裏返しにして撮影しているシーンがある。(どこかは言わなくても分かると思うが)

・ラストシーンは元々「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」だったがアフレコ現場での庵野監督の判断で現在のものに変えられたとの記述がここにもあり。

【感想】

自分はこのリニューアル版DVDからエヴァに入ったのでこのブックレットはとても思い入れがあったりする。(中学生の時めちゃくちゃ読み込んだ)

劇場版まで読んで気づいたがこれの記述小黒さんだな?(誰が書いたかの記述がどこにもないんだよな)

ちなみにこのブックレットは単巻版だけに付属しているもので、先に発売されたBOX版には付属されていないらしい。(驚き)

俺がBOX版購入者だったらたぶんキレると思う。

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Refrain of Evangelionブックレット

・劇伴のMナンバーに各正式なタイトルを付けているのは庵野監督。サントラ発売時に付けた【2】

・拾八話でバルディエルが初号機に攻撃するときに『THE BEAST』が流れるのは弐話の初号機暴走時と同じ動きから一部トレースしているのもあって、「同じ曲でのイメージの積み重ねによる恐怖心の増幅」という効果もあったとのこと。(解説者の感想なのかスタッフがそれを狙ったのかはこの文だけでは分からない)【2】

『THANATOS』とは死を擬人化した神のこと。フロイトの思想では愛や結合を求める生の欲動・エロスと対を成す、憎悪や破壊に向かう死の欲動のことを指し、生命現象はこの弐つの欲動の協力作用と反対作用から生ずるとされている【2】

・「ゼルエルの体の模様は、人間の横顔のシルエットを模しているとか・・・それを考えるとこれ以降、翼・光の輪・人間体と天使の姿を分割したかのような使徒たちがアスカ、レイ、シンジへと接触を試みたことへの布石にも思えます」と書かれている。(筆者の独自考察じゃないかこれ?)【2】

・Kanonの作者のパッヘルベルはバッハの兄の師であり、バッハ自身にも多大な影響を与えたと言われているが、DEATH編の後に25話の『Air』や『主よ、人の望みの喜びよ』を聴いても自然に馴染んでくるのはそのせいでしょうか。と書かれている【2】

・TV版では放送時期及び放送枠の変更の都合で、30秒フォーマットで制作されていた次回予告は15秒に編集された。(これは次回予告のナレーションのことではなく、次回予告の曲のことを指しているように受け取れる)【3】

・庵野監督は当初『韃靼人の踊り』(アレクサンドル・ボロディン。歌劇『イーゴリ公』より)をOPに使用するという構想もあったが、「クラシック曲ではTVアニメが始まったということが分かり難い」という曲側の判断もあり、見送られることとなった。【3】

・残酷な天使のテーゼは大月Pのコーディネーションによるもの(フィルム上ではノークレジット)。デモ段階では流れるようなメロディだったサビを歯切れよく刻むスタイルに変更するように指示。【3】

・残酷な天使のテーゼのOP使用に際しては、母性を象徴する歌であることを強調したいという庵野監督の判断により、男性コーラスがカットされている【3】

・『THANATOS -IF I CAN’T BE YOURS-』は元々「既存BGMを元に本格R&Bにリメイクするという、鷺巣氏がロンドンで行っていた音楽実験とでもいうべきものだったが、デモを聴いた庵野監督が即決で夏エヴァの主題歌に採用した。【3】

鷺巣氏は「こうした音楽さえも違和感なく取り込んでしまうエヴァンゲリオンの世界観の深さを感じた」と述べている【3】

・『閉塞の拡大』について、「TV版の先行編ビデオで監督が(TVアニメに拘る理由として)「閉塞感を打破したい」とコメントしていた。しかしエヴァブームは「一般社会全体の閉塞感とシンクロしたという側面」もあると思う。一見、アニメという枠を飛び越えてエヴァブームにはなったものの、世間に届いたというよりは世間が入り込んできたにすぎない…? ビジュアル的には開放感のある場面に対して(自嘲か皮肉かは置いておいて)、何かを意識的に表現したタイトルであると言えるでしょう」と書かれている(なるほどなぁ)【4】

・『Komm, süsser Tod』について、劇場版ガンダムⅢにおいて作品の総監督が作詞に関わる楽曲が完結編の重要な場面で流れるという使い方をされていたがエヴァにもそれが言える。『めぐりあい』の編曲をしたのも鷺巣氏だった。どちらもピアノのイントロから始まり、流麗なストリングスが高揚感を高めていく感動作です。と書かれている【4】

・『Everything You’ve Ever Dreamed』について、ここでは「『Komm, süsser Tod』と一緒に使われる構想もあった」と書かれている。(『Komm, süsser Tod』の代わりにではなく、フィルムにおいて両方の曲が使われる構想があったようにこの文章では感じられる)【4】

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リニューアルDVD DTS版ブックレット 庵野監督インタビュー

(インタビュー日時2004年9月25日)

・5.1chサラウンド化の動機は「自分の家のリビングで5.1chサラウンドを聴いてみたかったから」

・リメイクにはもうそんなに興味がない(2004年9月時点では)

・『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦はすごくて効果音でここまで表現できるのかという衝撃があった。

・あるとき必要があってエヴァのTV版をかけてみたら当たり前だが2.0chなのですごく寂しい思いをした(笑)
 そういう経緯もあって5.1chサラウンドには何ができるのか興味を持ち、今後の音作りの勉強の意味も含めてやらせてもらうことになった。

・TV版制作時は「せっかくステレオなんだから」ということで音の定位などにこだわって作っていた。そのため、当時は「『エヴァ』は14インチのTVではダメで、スピーカーが左右についた27インチ以上のTVで観てほしい」とよく言っていた。

・映像と音どれぐらいの比率で観客に作用するかには諸説あり、7:3だという人もいますが、僕は5:5だと思ってます。

・エヴァの効果音に関してはナディアからお願いしている野口さんなので信頼を置いていた。

・庵野さんから出した注文は2つ。1点は「質感が分かるようにしたい」ということ。もう1点は「音で使徒などのキャラクターを表現してほしい」(ウルトラマンの宇宙人や仮面ライダーの怪人のように「音がしているだけでそいつがそこにいると主張するようなもの」とのこと)ということ。

・エヴァ本体の音は「動作時には金属ワイヤーを束ねたものが筋肉として収縮するような音」にしてくれとお願いしている。

・ラミエルの音は帰ってきたウルトラマンの光怪獣プリズマがヒントになっている。合わせて女声コーラスを重ねて存在感を主張している。

・情緒を動かしたり情感を盛り上げたりする場合に音楽のちからを最大限使わせてもらっている。

・選曲は極力自分でやるようにしている。

・ハリウッド映画によくある、「カットに合わせて細かく刻んでいった劇伴的な音楽はあまり好きではない(音楽が映像にすり寄った感じを受けるので。音楽は音楽だけで成立していてほしいと感じる)

・エヴァに限らず発注したとおりに音楽を使うことはあまり考えていない。(こちらが持っているイメージ通りに音楽ができてくるとは限らないし、あまり音楽のイメージを初期の段階で固定したくないから)

・音楽は、まずあげてもらってからそれを聴いて、改めてどこにどうはまるかを考えた方が良い結果になる。

・この曲はここしかないって時は「映像の神様」がちゃんといてくれて、偶然ながら画と尺がピタリと合う。

・音楽は初めから計画して当て込むより、その天命っぽいほうが僕は好きですね。

・スケジュールさえ許せば、音楽に合わせて画の方を編集している。

・映像は音楽合わせの方が生理的に心地いい。夏の劇場版は極力そうしている。

・「アニメ声」ではなくエヴァでは生っぽい芝居を要求した。(画面がある種のリアルを抱えているので、記号的なアニメっぽい喋りは合わないため)

・台詞も「本心からの吐露か、嘘を言っているのか」など額面通りに台本を読んでちゃできない非常に複雑で難しい芝居をしてもらっている。

・キャラの魅力はキャストに大きく左右されると思う。

・(作品によりけりだが基本的には)作業はものすごく大変になるがセミプレスコがベストだと思う。
 (画ができたる→アフレコをやる→芝居に合わせて編集し直したり口パクを合わせたりすること)

・芝居が良ければ画の表情を直すぐらいのことはやりたい。

・エヴァはスケジュールの都合上完全アフレコ制だったので、「台詞に情緒が欲しい時」や「役者の芝居に賭けたい時」とかは背中とか引き画のオフ台詞とかを多用している。
 理由は、キャラの画の表情や口パクの長さなどで芝居を委縮させたくなかったから。芝居の自由度を極力上げたかったから。

・画の力と音の力、両方がうまく合わさっていた時に、面白い映像はできているんだと僕は考えます。

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エヴァ友の会(LD・VHS特典冊子) 気になったとこ

【第壱号】
・エヴァの会話は基本的に顔を合わさない。2話でも基本的にそうだが最後に初号機とシンジの目が合うという構成になっているとある。

・サントラ収録曲の種類、タイトル、収録順は庵野監督によるもの。

【第弐号】
・甚目さんが「ミサトはどういう人なの?」と庵野監督に聞くと「月野うさぎみたいな人」と返答が帰ってきた。
ミサトさんがラーメンにカレーを入れるシーンは甚目さんが月野うさぎを思い描きながらやったからできたようなもの。

・甚目さんはミサトさんは家にいる時よりも軍人をやってる時の方が素だと勘違いしていた。そのため最初に甚目さんが描いた4話のコンテでミサトは最後にシンジを迎えに行くシーンで軍人らしい態度(ボロボロに泣くシンジを「よく帰って来たね」という目をする)を取っていた。本当は「弱っちい子供大人な女だった」
4話でミサトがシンジにエヴァに乗るのか乗らないのか問いただすシーンも当初はミサトは冷静に「ここから出ていきなさい」という感じでコンテを描いていた。だが、その話をしているうちに
「ここは違うな」と思い直して庵野さんに「感情的になってバーンと出ていく方がミサトですかねえ」と聞いたら「そうそう」と答えが返ってきた。
そこでミサトの姿がようやくつかめた。【ゲリオンな人たち】

・シンジが来ている「XTC」と書かれているTシャツは実在する(英国のバンドXTCのロゴ)【ガイナさん】


・エヴァの次回予告は30秒の長さでつくられる予定だったがフォーマットの関係でテレビ放映時には15秒バージョンが使われた。【ところで】

【第参号】
・元々3話のあとに5話が来るはずだったのだが「やはり、このままシンジはエヴァには乗らないだろう。次の戦いの前に彼と周囲の人間との関係のエピソードが1話分いる」と判断されて4話が制作された。
制作上の都合でエヴァのアフレコは1話→2話→5話→6話→3話→4話の順で行われた。そのためケンスケとトウジの初アフレコは5話。

・シンジが綾波を押し倒すシーン 最初のコンテではシンジの頭の上にドサっと下着がのり、シンジが下着まみれになるというコミカルなシーンだったが、庵野監督から「もっとシリアスに。
青洲のホロ苦さを出すようにとの指示でああいうシーンになった。【もっと重箱の隅】

【第四号】
・榎戸洋司さん、居酒屋で庵野さんから「エヴァンゲリオンの意味は「福音」です」と聞いている。【天使を描くとき・天使の描く窓】

・22話の猿のぬいぐるみのエピソード 庵野「ぬいぐるみ何が好き?」 みやむー「おさる」 庵野「それふみつけるから」 みやむー「は!?」 
さるのぬいぐるみを裂くのはすごくつらかったとのこと。【CASTから一声】

・7話のシンジがミサトのだらしなさを責めるシーンのカットは岡本喜八作品を意識しているとのこと。【もっと重箱の隅】

・JAの完成披露宴の花輪 イクハラ電子電波という会社がある。セーラームーンの監督であり庵野監督の友人である幾原邦彦さんのこと。【もっと重箱の隅】

・JAが起動時に使われたプログラムが「ジェット・アローン起動用オペレーティングシステムver2.2.1c」 
ラストで正常に戻った時に使われたプログラムが「ジェット・アローン再起動用オペレーティングシステムver2.1.1b」 起動用プログラムの方がverの数字が大きい。
バージョンアップする間にネルフ側が暴走するプログラムを忍ばせたのだろうとのこと。【もっと重箱の隅】

・8話のアスカのパンツはセル画では全体が見えるまで描いてある(第4号に写真も載ってる)あえてパンツが見えない方がHに見えるという演出だろうと書いてある。【もっと重箱の隅】

・加持さんとして山ちゃんがアフレコに参加したのは9話から 9話→7話の順(8話は加地さんとゲンドウは別録りとのこと。順番は知らん)【もっと重箱の隅】

・「チャ~ンス」と庵野監督の話は有名だがみやむーも8話のアフレコの中で一番苦労したのがこのセリフとのこと。何度も何度も繰り返し録ったとのこと。(庵野監督がこだわったっぽい) 【もっと重箱の隅】

【第伍号】
・9話の冒頭でリツコがかけている眼鏡はナディアのエレクトラさんがかけていたものと同じデザイン。【もっと重箱の隅】

・「ジャンアント・ストライド・エントリー」が「ジャイアント・ストロング・エントリー」と言われているのは「庵野監督が昔そう習ったから」【もっと重箱の隅】

・羽化する使徒のシーンは人間の赤ちゃんの声を加工したいとコンテやアフレコ台本には書いてあるがフィルムではそうはならなかった。【もっと重箱の隅】

・9話でシンジとアスカがキスしそうになるカットは1コマで唇が近づいていくあたりが劇場版セーラームーンRを意識している。(長谷川眞也さんより)【ゲリオンな人達】 

・9話の6日間の特訓のカットは摩砂雪さんが原画描いた。音楽とシーンを合わせるのも摩砂雪さんアイディア。【ゲリオンな人達】 

・第壱中学の制服デザインは貞本さんが見た学園物のAVが元ネタ。【ガイナさん】

・9話アスカのアイキャッチ前の「プィっ」アフレコ現場での庵野監督の指示によるもの。【声優博士のちょっちチェック】

・25話と26話を当初の脚本に準じた形で制作するとのアナウンスあり。19話は再ダビング版に、21~24話は新作シーンを入れるとのアナウンス。【スターチャイルドからのお知らせ】

【第六号】
・11話の市議選立候補者は当時のジブリのプロデューサーを基にしているので詳細なプロフィールがある。【もっと重箱の隅】

・11話ラストで青葉がシンジ、アスカ、レイの3人の隣でギターを弾きながら歌を歌うという案もあったそうだ。(ちなみに脚本決定稿やコンテではこれらのシーンはないのでもっと前の段階だと思われる)【もっと重箱の隅】

【第七号】
・エヴァの次回予告は全部庵野監督が描いてる。【もっと重箱の隅】

・「潔癖症はね、辛いわよ」は過去のリツコのこと 「他人事の如く淡々と言っているが、実は過去の自分のことを冷めた自分の目で語っている」との指示がAR台本にあり。【声優博士のちょっちチェック】

【第八号】
・16話のシンジのインナースペースを古びた電車の中で処理するというアイディアは鶴巻さんのもの。鶴巻さんが昔見た夢が元になっている。【もっと重箱の隅】

・「初めての、TEL」から「鳴らない、電話」になったのは薩川さんが人を殴るシーンが苦手でトウジがシンジを殴るシーンを書けなかったから。


・また、一緒に戦って仲良くなるパターン(当初のプロット)に馴染めなかったから。このころはまだトウジは関西弁じゃなかった。


・3話は7稿まで書いたが完成しなかった。


・薩川さんはその後3話を途中で庵野さんたちに任せてマグマダイバーを書いていたが、庵野さんから「3話のことで話がある」と言われ行ったら監督、副監督、貞本さんがいた。
その時に「もう1本必要なんじゃないかという話になった」 貞本さんも「一緒に戦って、初めて電話がかかってきて、めでたしめでたしというのはそりゃあないんじゃないか」と言っていた。


・4話は庵野さんがプロットを書いている時間がないということで薩川さんがプロットから最終稿までやった。


・マグマダイバーは当初はシンジが修学旅行に行けなくてダダをこねて、最後に溶岩に潜って、トウジたちに地下何千メートルの溶岩をおみやげに持って帰るという話だった。


・シンジの熱膨張の話は当初は10話にはなかった。もともと12話に戦闘の場面があって、そこで出てくる予定だった。


・5話、15話、21話はロボットの戦いがあまりないという理由で薩川さん自ら志願した。


・「ホメオスタシス」は庵野さん 「ヤマアラシのジレンマ」「ジェリコの壁」は薩川さんアイディア


・12話や15話は第1稿→決定稿とスムーズに決まった。


・15話は3日で書いた。


・21話はかなり長くかかった。


・15話は小津安二郎の「秋刀魚の味」という映画を下敷きにしている。「結婚式と葬式」というのを一緒の話に入れたのはそれ。


・15話はシリーズ構成ではシンジとゲンドウがレストランで食事をすることになっていた。   【もっと重箱の隅】

・15話でアスカがうがいをするシーンのアフレコはホントにうがいをしている。【声優博士のちょっちチェック】

【第九号】
・松本市を舞台にしようと言っていた時期もあった。

・樋口さんは庵野さんから「加地はプロハンター(昔の探偵ドラマ)の草刈正雄みたいにしてくれ」と言われた。ただ、キャラクターイメージはもっと下半身ユルそうなキャラにした。

・17話、18話はガメラ2の準備とぶつかっちゃったので、第1稿を書いたら庵野さんに任せちゃったから申し訳ない気持ちが大きいとのこと。

・17話、18話のプロットは「シンジが親父に裏切られる話」
この2話はシンジが心に傷を負うという展開が決まっていたので、樋口さんは「ミサトさんに裏切られる話にしたい」と思っていた。 

・この2話は返ってきたウルトラマンの36話・37話のように「日常側にいるヒカリ・トウジのうち、トウジだけNERV側(非日常)に引き抜かれてしまった時に起こる摩擦、悲劇を描きたかった。帰ってきたウルトラマンの突き放すような無常感が大好きなのでそういう感じの話ができないかなと思ったため。

・この2話で委員長がステロタイプな恋する乙女になってしまったのは残念に思っている。中学生というものはあそこまで想っていることを口にしないのではないかと思っているので。

・他人と一緒に生きていけるなんてのはエヴァでは幻想なのでコンテを描くときもそういうところに気を付けた(アスカがからかってもシンジは心の底からは楽しそうではなく冷めてるような感じにしている)

・17話はもっと市川準さんみたいにドライな感じにしたかった。仕事が重なったのもあるが、それができなかったので庵野さんにはしばらく顔向けできなかった。【もっと重箱の隅】

・スキゾエヴァにも書いてあったがこの時期に庵野さんがカーレンジャーにハマってることについて書いてある。【ガイナさん】

【第拾号】
・19話の次回予告30秒バージョンで間違えて「人のかたち、心のかたち」と言っていることについて、マスタリングの時に大月さんが気づいたが、もう録り直してる時間はない→
一緒にいた庵野さんが「まぁこれはこれで」と許可を出した。
【スターチャイルドからのお詫びが多くて済みませんのコーナー】

【第拾壱号】
・21話、謎の円盤UFOにも終盤の22話に組織SHADOが生まれたきっかけの過去話があり、この話もそれを意識しているのではないかと書いてある。 
・若いころのゲンドウはそのドラマのストライカー指令に似ている。ちなみにその話でも司令官とその妻の関係が描写される。
・22話のエレベーターのシーンはTV版ではアスカがまばたきをするだけ ビデオ版から鼻をすするシーンが追加されている(DEATH編もこれ) 【もっと重箱の隅】

・ユイが消失したあとのゲンドウ・ユイ・冬月のモノクロの映像はフィルムブック8巻の表紙の流用。【新作カット&シーンを探せ!!】

・22話のサルの絵はみやむーがサイン等を書くときに添える絵が元ネタ。庵野監督がみやむーに尋ねる前はサルではなくクマの予定だった。【声優博士のちょっちチェック】

【第拾弐号】
・23話のオーバーラップで初号機とリリスが下半身同士で繋がっている段階での画像が入るシーン。これは「ユイが消失してしまった実験をした段階でのリリスと初号機」(つまりユイが初号機に取り込まれた時は初号機の下半身はリリスと繋がっていた?)

・23話の予告のレイアウトの吹き出しはあくまで「予告編のためだけの演出」 実際にアフレコに使われたレイアウト撮ではフキダシは入っていない。(つまり23話の予告は地味に手間がかかっているということか)

・24話の英文サブタイは聖書からの引用  【もっと重箱の隅】

・カヲルくんの身体については特に誰のものという設定はないらしい(ガイナの広報の人が言うには) 【ガイナさん】

・石田彰さん:ドラマCD「終局の続き」でのカヲルくんはやおい系で演じたのだが、ファンからは拒絶反応をもらった。
そのため、劇場版をやる時に「ああいう方向にやっちゃだめなんだな」と分かったため助かった。【CASTから一声】

・零号機の中からいろいろ飛び出したときのミサトさんの「レイ!」 実は新録音。 

・新作カットで零号機が自爆するときの赤ちゃんのような声は新録音用の台本には指示がなく、当日アフレコ現場で演出からのアイディアで急遽入れられたもの。声はもちらん林原さん。

・零号機が自爆したあとの現場のアナウンスで『D-16』という単語が出てくる。台詞は「了解。D-16の発令を承認」 TVだと明瞭に聞こえるとのこと。 

・23話ビデオ版では綾波が自爆する場面・リツコがラストで号泣するシーンの声を録りなおしている。24話でカヲルくんと綾波が会うシーンもそう。【声優博士のちょっちチェック】

【第拾参号】

・劇場版の曲名がTV版のように英語じゃなくて日本語の理由は庵野監督曰く「飽きたから」【D.ヨのエヴァンゲリオンCD事情】

・リツコの「うそつき」という台詞に迷いのあった山口さんは当初は納得する演技ができなかった。本番時に庵野監督はゲンドウ役の立木さんに「本当に」の後に続く言葉を言うように指示を出し、その台詞を受けて山口さんはようやく思い切った演技をすることができたとのこと。【声優博士のちょっちチェック】

【最終号】

・26話の砂場のシーンでの女児二人は林原さんと宮村さん。(当初は矢島さんと川村さんが演じる予定だったが、現場で変更されたのではないかと書かれている)
【声優博士のちょっちチェック】

・「メサイア」や「第九」は新録音する時間が無かった、莫大な費用が掛かるためそのまま使っているが、「Kanon」や「G線上のアリア」は「既存音源のものは権利関係が複雑なので今後は可能なものは新録音しようということになった」とのこと。
しかし「主よ、人の希の喜びよ」に関してはなぜか既存音源を使用している。筆者はこれは「現実に存在する音」として演出的な意図で選ばれたのではないかと思っているとのこと。
【D.ヨのエヴァンゲリオンCD事情】